Photo: All pics by Paul McCartney

ポール・マッカートニーは俳優のスタンリー・トゥッチによるインタヴューでザ・ビートルズとしてマイアミに到着した時に撮影した写真を振り返っている。

ポール・マッカートニーは現在、ナショナル・ポートレート・ギャラリーで1963年12月から1964年2月にわたって撮影した写真の展覧会が開催されており、それを記念してスタンリー・トゥッチのインタヴューを受けている。

このインタヴューの全編は10月1日まで有料で公開されているが、今回マイアミに到着した時に撮影した1枚の写真を振り返る映像がポール・マッカートニーのYouTubeで公開されている。

「ビューティー・クイーンが真ん中にいて、さらに下に行くと、洒落た帽子を被った男性がいるだろ。彼はピカピカのブーツを履いて、猿を抱いているんだ。『なんで? 何をやっているの?』という感じだよね」

「そういうのがこうした写真を再発見した時の素晴らしい点の一つだね。写真を撮影した時は面白いかなと思って、すぐに撮ってみただけなんだけど、よくよく見始めてみると、じっくりと見てしまうんだよね。それが面白いところなんだ」

「ポール・マッカートニー・フォトグラフス 1963-64:アイズ・オブ・ザ・ストーム」と題された展覧会はポール・マッカートニーの視点を下にペンタックスでビートルマニアの熱狂を写真に収めたものとなっている。

「撮影してから何十年も経った今、見てみると、ある種の無邪気さがあることに気付かされます」とポール・マッカートニーは展覧会について述べている。「この時点ではすべてが自分たちにとって新しいものでした。でも、今もなんら変わりがないと思いたいのです。これらの写真はたくさんの物語を甦らせてくれ、特別な思い出が溢れ出します。私がこの写真が大好きで、今後もインスピレーションに火をつけてくれるだろうと分かるのは、それが理由の一つです」

「長い改装を経て再オープンするにあたってナショナル・ポートレート・ギャラリーがこれらの写真を選んでくれたことに恐縮していますし、驚いています。60年経って壁に展示された写真を見て、素晴らしいスタンリー・トゥッチと共にあの頃のことを思い出すのを楽しみにしています」

この展覧会は来年の夏に日本に上陸することも発表されている。写真展は六本木ヒルズ森タワー52階にある東京シティビューにて2024年7月に開催されるとのことで、以降大阪にも巡回予定となっている。

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