オリヴィア・ロドリゴはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンについて「今最も好きなバンド」と語っている。
オリヴィア・ロドリゴは米『ローリング・ストーン』誌によるインタヴューで新作『ガッツ』で受けた影響について語っており、冒頭の“All-American Bitch”に影響を与えたものとしてレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンとベイブズ・イン・トイランドを挙げている。
オリヴィア・ロドリゴは14歳の時にターンテーブルの横にあるベッドで眠っていたとして、ベイブズ・イン・トイランドのセカンド・アルバム『ファンタネル』で起こされ、着替えている時も聴いていたと振り返っている。「女性らしいやり方のロックというのは自分にとって世界でも最もクールなものなの」
一方、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンについては“All-American Bitch”のコーラスで大きな影響を受けたと語っている。「今年はすごくレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンを聴いた。今最も好きなバンドなの。スタジオの行き帰りで何度も何度も聴いていたわ」
オリヴィア・ロドリゴは今年ブルックリンで行われるレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのロックの殿堂入りに立ち会いたいが、「動かすことのできないスケジュールの被り」があって、不可能だとも語っている。
“All-American Bitch”という曲名はジョーン・ディディオンの『ベツレヘムに向け、身を屈めて』のエッセイで見つけたとオリヴィア・ロドリゴは語っている。「追い込まれることは誰もが共感できると思う。若い頃は失礼だと思われるんじゃないかと恐れて、不満や不平を口にできず、怒ったりできない問題を抱えていた。それは染み付いたもので、たくさんの問題の原因となった」
オリヴィア・ロドリゴは次のように続けている。「自分の中では怒りが膨らんでいって、特にティーンエイジャーの頃は混乱して、世界が自分のことを狙っているようで、不安だった。クレイジーになることを夢見ていたけど、現実ではそんな風になれなかった」
オリヴィア・ロドリゴは最終的に『ガッツ』に収録されなかった楽曲がいずれ日の目を見ることになることを示唆している。
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