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エアロスミスはフロントマンのスティーヴン・タイラーが声帯を痛めたため、少なくとも1ヶ月にわたってフェアウェル・ツアーの日程を延期することを発表している。

エアロスミスは9月2日にフィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターで行われた公演からフェアウェル・ツアーをスタートさせていた。この日、バンドはフリートウッド・マックの“Stop Messin’ Around”のカヴァーも含め、18曲のセットリストを披露している。

ソーシャル・メディアでスティーヴン・タイラーは声明を発表して、次のように述べている。「今後30日間、歌ってはいけないと医師から厳しく命じられたことを伝えなければならず心を痛めています。土曜日の公演で声帯を痛めてしまい、その後、出血することになりました。私たちはいくつかの公演を延期する必要があり、復帰して、みなさんにふさわしいパフォーマンスをお届けします」

延期されたのは9月12日のトロント公演、9月15日のシカゴ公演、9月18日のデトロイト公演、9月21日のクリーヴランド公演、9月24日のローリー公演、9月27日のワシントンDC公演となっている。

エアロスミスは今年5月にフェアウェル・ツアー「ピース・アウト」を行うことを発表しており、「さよならではなくて、じゃあねということなんだ」と述べている。

ツアーには「この不安定な時代に家族のことに注力するために」2022年3月からツアーを離脱していたドラマーのジョーイ・クレイマーは復帰しないことも発表されていた。代役はジョン・ダグラスが務めている。

エアロスミスは次のように述べている。「ジョーイ・クレイマーは今後も愛されてきたエアロスミスの結成メンバーですが、家族と健康問題に全力を注ぐため、残念ながら今回発表されたツアー日程には参加しないことを決めました。ドラム・キットの後ろに座るジョーイ・クレイマーの紛れもない伝説的な存在感は非常に惜しまれることになるでしょう」

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