ビョークは幻想的なアニメーションによる“Victimhood”のミュージック・ビデオが公開されている。
ガブリエラ・フリドリクスドッティルとピエール・アラン・ジローが監督を務めたミュージック・ビデオは9月1日に行われた「コーニュコピア」ツアーのリスボン公演で初公開されている。
“Victimhood”のミュージック・ビデオはこちらから。
ガブリエラ・フリドリクスドッティルはミュージック・ビデオについて次のように語っている。「この曲にはすごく魅了されました。忘れられず、夢にまで見ることもありました。最初に聴いた時から深い繋がりがあったのです。この曲は私がよく考えることを扱っています。自己憐憫や、ある状況や見知らぬ土地で辛い思いをしたときに、自分がいかに滑稽だったか、いかに可笑しかったか、それを自分で振り返ることについて歌っています」
「いつも誰かを指さすよりも自分を再発見するほうが素敵なことです。ある時のある感情という固いマスクを突き破ることができます。歌詞自体にすべての人を受け入れる人間らしい状況についての詩があり、それだ誰もが理解できると思います」
ビョークは次のように続けている。「自分はある種の楽観主義者だという幻想的な考えがあるんだけど、でも、正直じゃないといけない。楽観主義者が自己憐憫のしっぽをつかむのはもっと難しい。困難な状況においてカタルシスや感情的な面を引き受けるのが女性の役割になることもある。もし、とある状況に暗い影や暗い力があったら、それを家族のためにもいいエネルギーに変えていく。家族がやる必要はなくて、私たちが気をつけていくことになる」
「それは珍しい被害者面とも言える。誰に頼まれたわけでもなく、自分でやっている。そこがユーモアのあるところかもしれない。すごく面白いところよね。私はこの絵が大好きで、これらのキャラクターはマジカルだった。自分にとっては大きな意味を持つものなの」
「この歌に魅了された。忘れることができず、夢にも出てきた。この曲は、私がよく考えることを歌っているので、初めて聴いたときから深いつながりがあった。自己憐憫や、ある状況や見知らぬ土地で辛い思いをしたときに、自分がいかに滑稽だったか、いかに可笑しかったか、ということを歌っている」とGabríela Friðriksdóttirは語る。
「私はある種、自分がこの種の楽観主義者であるかのような錯覚に陥っている。でも、正直でなければならない。楽観主義者が自己憐憫のしっぽをつかむのは、もっと難しい」とBjörkは続ける。
ビョークは2023年のアソシエーション・オブ・インディペンデント・ミュージック・アウォーズで最優秀ライヴ・パフォーマー賞を受賞することが決定している。
ビョークは昨年9月に通算10作目の最新作『フォソーラ』をリリースしている。「コーニュコピア」ツアーは12月までヨーロッパで続けられる予定となっており、12月5日にフランスのフロワラックにあるアルケア・アリーナで行われる公演で締めくくられる。
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