スマッシュ・マウスのヴォーカリストであるスティーヴ・ハーウェルが亡くなった。享年56歳だった。
スティーヴ・ハーウェルは末期の肝不全でホスピスで治療を受けていることが明らかになっていた。
スマッシュ・マウスのマネージャーであるロバート・ヘイズは米『ローリング・ストーン』誌で訃報を発表しており、「家族や友人に囲まれながら」アイダホ州ボイシーの自宅で亡くなったという。
ロバート・ヘイズは「穏やかに安らかに亡くなりました」と述べている。死因については米『ローリング・ストーン』誌で言及されていないが、スティーヴ・ハーウェルは合併症によりホスピスで治療を受けていた。
「スティーヴ・ハーウェルの象徴的な声はその世代において最も知られた声の一つでした」とロバート・ヘイズは声明で述べている。「彼はファンのことが大好きで、演奏することが大好きでした。スティーヴ・ハーウェルは真のアメリカン・オリジナルでした。伝説的なキャラクターはローマ花火のように空に舞い上がることになりました」
「スティーヴ・ハーウェルはその揺るぎない集中力とポップ・スターダムの高みに到達するという情熱的な決心で記憶されるべきです。そして、彼が限られた音楽体験でほぼ不可能と言えるゴールを達成した事実は彼の功績を並外れたものにしてくれます」
「彼にあった唯一のツールは抑えがたい魅力とカリスマ性、恐れを知らぬ無謀な野心、そしてキングサイズのカホンだけでした。スティーヴ・ハーウェルは100&フルスロットルの人生を送りました。燃え尽きる前に宇宙を明るく照らしたのです」
Steve Harwell was a true American Original. A larger than life character who shot up into the sky like a Roman candle. Steve will be remembered for his unwavering focus and impassioned determination to reach the heights of pop stardom.
Rest in peace knowing you aimed for the… pic.twitter.com/qZDliiIl30— Smash Mouth (@smashmouth) September 4, 2023
『TMZ』の報道によれば、ロバート・ヘイズは現地時間9月3日の時点でスティーヴ・ハーウェルについて「あと1週間ほど」しか生きられないだろうと語っていた。
スティーヴ・ハーウェルは生涯を通してアルコール依存症を抱えていて、最近は最後の挨拶に家族や友人が集まっていたという。
スティーヴ・ハーウェルはスマッシュ・マウスの結成メンバーで、2021年以降はスマッシュ・マウスの正式メンバーではなかったが、彼とベーシストのポール・デ・リズルだけが30年近くにわたる活動における唯一のオリジナル・メンバーとなっていた。
スティーヴ・ハーウェルが健康面で問題を抱えていることは2021年に明らかにされており、活動から引退することが発表されている。その前に彼はライヴで罵詈雑言を言い、観客を脅迫するような様子が動画でアップされていた。
スマッシュ・マウスは1999年発表のヒット曲“All Atar”で最もよく知られており、映画『シュレック』の第一作を始め、様々な映画のサウンドトラックにも参加している。
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