オリヴィア・ロドリゴは“Vampire”がテイラー・スウィフトについて歌ったものだとする説について言及している。
6月にリリースされた“Vampire”には「bloodsucker, fame fucker(吸血鬼、名声を食い物にする人たち)」という歌詞が登場しており、これが誰のことを指しているのか、オンラインでは話題となっていた。
テイラー・スウィフトもその候補の1人で、あるファンは“Vampire”に登場する「The way you sold me for parts / As you sunk your teeth into me(ああやって私を切り売りしていたんだね/その牙で私に噛み付いてきた)」という一節が『サワー』に収録の“Deja Vu”にクレジットされたテイラー・スウィフト、セイント・ヴィンセント、ジャック・アントノフのことを歌っているのではないかと指摘している。
今回、『ガーディアン』紙のインタヴューでオリヴィア・ロドリゴはその説に言及している。「そんなことを考える人がいるなんて、すごく驚いたわ。私は自分の曲が誰についての曲かは言いたくない。キャリアにおいてもそんなことをしたことはないし、これからもないと思う」と彼女は語っている。「その曲が何について歌っているのか、決めつけないほうがいいと思うの」
先日、オリヴィア・ロドリゴはオーデシーの『ザ・ジュリア・ショウ』のインタヴューでこの曲から「fame fucker(名声を食い物にする人)」というフレーズが削られる可能性があったと説明している。
「『fame fucker』という言葉を曲に入れるべきかどうかという議論があった。『みんなにとって分かりにくくなるから、親しみやすくないなら、そういうことは言うべきじゃない』みたいなことを言う人もいた。でも、私はどうやって出てきたものかをすべて分かっていた」
「この曲は名声を食い物にすることについての曲じゃないと思っていて、人を操作すること、人を搾取すること、自分の価値を利用してくることについての曲だと思う」とオリヴィア・ロドリゴは語っている。「これって普遍的なテーマだと思うし、名声というのは今は昔と較べると、手の届きやすいものにもなっていると思う。それに対処しなきゃいけないのは何もロサンゼルスやハリウッドに限ったことじゃないしね」
“Vampire”が収録されるオリヴィア・ロドリゴのセカンド・アルバム『ガッツ』は9月8日にリリースされる。
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