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U2はマディソン・スクウェア・ガーデン・スフィアで行う公演に先立って、没入型体験スペース「ズー・ステーション」を展開することを発表している。

9月28日にオープンする「ズー・ステーション」は名作『アクトン・ベイビー』をより深く理解するためにデザインされたものになっているという。

「U2の輝かしいアーティスティックな功績とやりとりする独自の機会」を提供するとされている「ズー・ステーション」はライヴ・ネイションが設立した着地型体験とVIPパッケージを手掛ける企業、ヴァイビーが開発したもので、「ファンにとっての決定的なハブ」になるとされている。

「ズー・ステーション」ではメンバーのジ・エッジがキュレーションした「ズーTVシネマ」、アントン・コービン・ギャラリー、限定マーチャンダイズ、VIPラウンジなどが用意されている。

このコンテンツはU2の長年のクリエイティヴ・ディレクターであるギャヴィン・フライデーとのコラボレーションともなっており、バンドのメンバーも直接関与したという。最終的に2フロア、1114平方メートルの展示空間にまとめられ、ラスベガスのヴェネチアン・リゾートにオープンすることになる。

このスペースはオープン翌日の9月29日から開幕するマディソン・スクウェア・ガーデン・スフィアでの連続公演に合わせて制作されている。

「ズー・ステーション」という名称は『アクトン・ベイビー』の1曲目から取られたもので、アルバムがレコーディングされたベルリンのハンザ・スタジオからほど近いところには「ズーロギッシャ・ガルテン(動物園公園)」という実際の駅がある。

「ファンはウルトラ・ヴァイオレット・ラウンジで音楽に触れ、ショッピングができ、フライ・バーでは飲み物やインタラクティヴ・アートを楽しむことができます」と説明文には記されている。「ヴァイビーのVIPパッケージを購入の方は優先入場ができ、ラウンジでスペシャル・イベントも行われます。2階ではジ・エッジがキュレーションしたズーTVシネマが常に上映され、バンドの貴重な映像を観ることができます」

アントン・コービン・ギャラリーでは時代を追ってアントン・コービンの作品が展示されており、50年に及ぶ写真や映像を鑑賞することができる。一方、ポップアップ・ショップではこれまでにないマーチャンダイズやこの体験だけのために製造された限定商品が販売される。

一方、U2のボノとジ・エッジはロンドンでパブのチェーン店「ウェザースプーン」のカレーを気づかれずに食べたことが明らかになっている。2人はシェパーズ・ブッシュのセントラル・バー店を訪れて、人目をはばかることなく格安酒場のカレーを目一杯食べたとのことで、他の客に気づかれることなく、完全にお忍びで食事をしていたという。

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