デヴィッド・ボウイの息子であるダンカン・ジョーンズは、今月初旬の父親の死を受けてのファンからの支援に感謝を示している。
映画『月に囚われた男』や『ミッション: 8ミニッツ』の監督として知られるダンカン・ジョーンズだが、3組の手がサムズ・アップしている画像をツイッターに投稿しており、その隣には「everything is good(すべていい具合です)」という言葉が添えられている。また、キャプションには次のように記されている。「こんにちは、みなさん。とてつもなく優しい言葉や思いに感謝したかったのです。ツイッターにもぼちぼち戻って来るつもりです」
ダンカン・ジョーンズによるこのツイートは、先日、緩和医療の専門家によって執筆された父デヴィッド・ボウイへの感謝の手紙をシェアしたツイートに続くものとなっている。
Hi all. Just wanted to thank you for the incredibly kind words & thoughts. I'll be easing my way back into Twitter- pic.twitter.com/n0ytOiESWb
— Duncan Jones (@ManMadeMoon) January 23, 2016
緩和医療の相談役を行っているマーク・タウバート医師はエッセイの中で、患者のひとりが自身の死期をしっかりと受け入れるにあたり、デヴィッド・ボウイの死がいかに助けとなったかを語っている。
「2016年1月の薄暗い寒い日々の中で、あなたの死を知った感情の中に沈み込みながらも、我々の多くは日々の仕事とともになんとかやっています」とマーク・タウバート医師は綴っている。「今週は、人生の最期と向き合っている病院の患者と話し合うことから始まりました。わたしたちはあなたの死とあなたの音楽について語り合いました。そのことによって、わたしたちは、いつもは終焉と向き合う人とは率直に話せるわけではない多くの重要な議題について話し合うことができたのです。事実として、あなたの物語はオープンに死などの、医師や看護師が会話のトピックとして取り上げるのに格闘している内容についてコミュニケーションをとる方法になりました」
マーク・タウバート医師はさらに、デヴィッド・ボウイが「自宅で穏やかな死を遂げたこと」が緩和医療で働いている他の人間や患者たちにいかに強さを与えてくれたかを綴っている。
デヴィッド・ボウイは、18ヶ月に及ぶガンとの闘病生活の末、1月10日に亡くなっている。報道によれば、6度の心臓発作を経験した後、肝臓ガンで亡くなったという。
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