エルヴィス・プレスリーは死の直前、デヴィッド・ボウイとのコラボレーションを望んでいたと報じられている。
これはカントリー・シンガーのドワイト・ヨーカムが、アメリカの新聞『オレンジ・カウンティ・レジスター』に語ったもので、ドワイト・ヨーカムは1997年にデヴィッド・ボウイと会った時のことを詳しく語っている。
ドワイト・ヨーカムによれば、デヴィッド・ボウイと彼は共通のエルヴィス・プレスリーへの愛で心が触れ合ったそうで、ボウイはエルヴィス・プレスリーが1977年に亡くなる半年前に、エルヴィス・プレスリーから電話をもらって、次のアルバムをプロデュースしてくれないかというリクエストを受けたという。
ドワイト・ヨーカムは、エルヴィス・プレスリーがデヴィッド・ボウイの“黄金時代”に感銘を受けていたことを思い返している。
「『なんてことだ! もうそれを実現できないなんて悲劇だ』と思ったね。1977年にデヴィッド・ボウイがエルヴィス・プレスリーをプロデュースしてたら、どんなことになっていたか、想像もつかないよ。すごいものだっただろうね。ポップ・ミュージックの歴史において、実現しなかった最大の悲劇の一つに違いないよ。失われてしまった最大のチャンスの一つだよね」
デヴィッド・ボウイはエルヴィス・プレスリーを大好きだったことで知られており、ともに誕生日は1月8日と成っている。
デヴィッド・ボウイは、69歳の誕生日に最後のアルバム『★(ブラックスター)』をリリースしており、その2日後の1月10日に亡くなっている。
『★(ブラックスター)』は初週に続いて、2週目もUKアルバム・チャートのトップに立ったことが明らかになっている。
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