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ブリング・ミー・ザ・ホライズンは『ポスト・ヒューマン:ネクスト・ジェン』のリリースを延期することを発表している。

2020年発表の『ポスト・ヒューマン:サバイバル・ホラー』に続く待望の新作は、6月にダウンロード・フェスティバルのヘッドライナーを務めた時に9月15日にリリースされると発表していた。

しかし、今回フロントマンのオリヴァー・サイクスは公式ソーシャル・メディアで声明を発表しており、新作のリリースが「予期せぬ事態」のために「満足できる水準でレコードを完成させられなかった」として延期することを発表している。

新しいリリース日については発表されていないものの、オリヴァー・サイクスは「近いことは分かっている」と述べている。

「よくないニュースがあるんだ……『ポスト・ヒューマン:ネクスト・ジェン』は9月15日に出ない。予期せぬ事態のために満足できる水準でレコードを完成させられなかったんだ。妨げがありながらも、みんなに間に合わせられないかと思っていたんだけど、完璧にしたい細かい部分がたくさんあって、それを成し遂げるまで、みんなに届けたくないんだよ。新しい発売日はまだ伝えられないけど、近いことは分かっている。みんなが我慢してくれていることは分かるけど、もう少しだけ我慢してほしい」

オリヴァー・サイクスは自身の「ミューズ」である妻のアリシックがデザインした最終的なアートワークを公開している。

先日、オリヴァー・サイクスは『NME』に対して新作について「タガが外れた感じ」になっているとして、エモやハードコアから影響を受けたと語っている。

「最初にハマったバンドはリンキン・パークだけど、グラスジョーを知って、音楽に夢中になったんだ。そして、シンガーになりたいことが分かった。だから、このアルバムはそれへのオマージュなんだ」とオリヴァー・サイクスはダウンロード・フェスティバルのバックステージで語っている。

「ハイパーポップなアルバムだとは言わない。でも、そうした世界観の影響は受けている。音楽で感じられる反抗的で、たちの悪い、肉迫した感じに憧れていた。エモやハードコア、スクリーモにハマった時に自分が惹かれたのはそういうものだった」

「そうしたものが俺たちの音楽になかったわけじゃないけど、バンドが大きくなるにつれて、洗練されていくものだから、その逆を行きたかった。タガが外れた感じで行こうってね。すべてのエッジをスムースにしてしまうのを止めにしようとしたんだ」

また、オリヴァー・サイクスは先日、昔と変わってしまったというファンへの気持ちを語っている。「そういう人たちを怒らせることはすごく簡単だよね。『失せろ』ってね。でも、最終的には僕らのバンドのことが好きで、僕らのやったことが大きな意味を持ち、もう一度やってもらいたいと思っているわけだから。ムカついたとしても、それが愛からのものだということを理解しなきゃいけない。それに、やり返すよりも有り難いと思うべきだし、自分自身を問い直すきっかけになったりすることもあるんだ」

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