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ディーヴォは現在のワールド・ツアーが最後になることを明らかにしている。

2023年にフェアウェル・ツアーを行うことを発表していたディーヴォだが、新たなインタヴューで現在発表している日程が50年に及ぶライヴ活動の最後になることを改めて語っている。

『ガーディアン』紙に対してマーク・マザーズボウはライヴ活動は終えることにした理由について説明している。

「君は結婚している?」とマーク・マザーズボウは語っている。「奥さんが4人いて、一緒に仕事をしていると想像してみてほしい。バンドにいるというのは厄介なことなんだよ」

ベーシストのジェラ、ルド・キャセールはディーヴォの「完全に形成された」アイデンティティのために「従順な時につかまえて変えようとする」人をこのバンドは寄せ付けなかったと述べている。「ディーヴォにはそういうことができなかったんだよ。鎧が強固過ぎてね」

ジェラルド・キャセールはシームレスなバンドのコンセプトのために創作面で衝突を生むことがあると説明している。「マニフェストや哲学に満ちた作品群があるとする。それを手放して、次のことに移るのか? 変化していきたい。じゃないと陳腐になる。でも、不自然な感じにはなりたくないという感じなんだ」

マーク・マザーズボウは「2073年を楽しみしている」と冗談を飛ばしている。「ディーヴォの100周年を記念したライヴをやるんだ。それで、おそらく引退だね」

しかし、ジェラルド・キャセールは「現実から目を背けている」とも語っている。「演奏するのは好きだからね。それがなくなってしまうのは嫌だよ。ディーヴォのDNAの一部となっているものだから。でも、できる限りはやってきたんだ」

ディーヴォはキャリアを通してデヴィッド・ボウイやイギー・ポップから賛辞が寄せられており、ニルヴァーナのカート・コバーンは次のように発言している。「アンダーグラウンド出身でメインストリームで成功したバンドの中で、ディーヴォは最も挑戦的で破壊的だった」

この発言を振り返って『NME』のインタヴューでマーク・マザーズボウは次のように述べている。「自分たちでもそのことは理解していたし、同じように感じていた。というのも、大学のラジオが僕らの音楽をかけてくれて、全米の中でも僕らの音楽をかけてくれるラジオ局が数局あった。でも、チャートに入ることはなかった。大学にいるか、アーティストじゃないとディーヴォのことは知らないと思っていたんだ」

マーク・マザーズボウは元々ディーヴォは「アート・ムーヴメントのようなものにしたかったんだ」と続けている。

ディーヴォは8月19日に行ったロンドンのイヴェンタム・アポロの公演でヨーロッパ・ツアーを終えており、11月からは全米ツアーを行う予定となっている。

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