プロデューサーのスティーヴ・リリーホワイトは史上最高のバンドについてクイーンがザ・ビートルズに匹敵する理由について語っている。
スティーヴ・リリーホワイトはこれまでに6つのグラミーを受賞し、U2の『ヨシュア・トゥリー』、『アクトン・ベイビー』、トーキング・ヘッズの『ネイキッド』、スージー・アンド・ザ・バンシーズの『悲鳴』、ザ・ローリング・ストーンズの『ダーティ・ワーク』、カウンティング・クロウズの『ハード・キャンディ』を手掛けてきたことで知られている。ウォーレン・ヒュアートのポッドキャストに出演したスティーヴ・リリーホワイトは、史上最高のバンドを足らしめるのは世界でも最多の観客を感動させる能力だと説明している。
「史上最高のロック・バンドという話になると、常にザ・ビートルズということになるけど、ザ・ビートルズはスタジアムで演奏できるようなものを作っていないという議論もあるわけだよね。ザ・ビートルズは巨大なスポーツのイベントで演奏できるものを作っていたわけではない」
スティーヴ・リリーホワイトは次のように続けている。「だから、史上最高のバンドということではクイーンも考えられるよね。誰かがザ・ビートルズより偉大だなんて言わないよ。ただ、スタジアムを超越する能力ということではクイーンも考えられる話だし、ザ・ビートルズよりも今日的だという話もあるよね」
この議論に一つ欠点があるとすれば、ポール・マッカートニーは“Hey Jude”、“Let It Be”、“Yesterday”といったザ・ビートルズのヒット曲を演奏して、多くの観客を集めるスタジアム・ツアーを行っている。
ただ、クイーンには“We Are The Champions”、“We Will Rock You”、“Another One Bites The Dust”といった曲があり、今日までスタジアムの定番曲であり続けている。
一方、ポール・マッカートニーはテレビ司会者のマイケル・パーキンソンに追悼の意を表して、「素晴らしい人物」にして「いい友人」だったと述べている。
マイケル・パーキンソンは名作『バンド・オン・ザ・ラン』のジャケットに脱獄囚の一員として登場しており、ポール・マッカートニーの個人的な友人でもある。ポール・マッカートニーは現地時間8月19日にマイケル・パーキンソンについて次のようにツイートしている。「彼と彼のチームがキャヴァーン・クラブに僕らを観にきた時に、リヴァプールで始めてマイケル・パーキンソンに会ったんだ。彼はとても好感の持てる人で、そしてマイケル・パーキンソンの働いていたマンチェスターのグラナダで初のテレビ・パフォーマンスをやることになったんだ」
また、ポール・マッカートニーは10月から11月にかけて「ゴット・バック」のオーストラリア・ツアーを行うことが決定している。
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