Photo: Elliot Hazel

チャーチズはデビュー・アルバム『ザ・ボーンズ・オブ・ワット・ユー・ビリーヴ』の10周年記念エディションをリリースすることを発表している。

ローレン・メイベリー、マーティン・ドハーティ、イアン・クックの3人から成るチャーチズは2013年にデビュー・アルバムをリリースしている。10周年記念エディションには4曲の未発表曲と5曲のライヴ音源が収録される。

今回、リリース発表に合わせて“Manhattan”の音源が公開されている。

「『ザ・ボーンズ・オブ・ワット・ユー・ビリーヴ』からもう10年なんて、不思議な感じがする」とローレン・メイベリーは語っている。「ついこの前のことような気もするし、ずっと前のことのような気もする。このアルバムを心の中で特別に思い、今でも優しさを見せてくれるファンの皆さんに、私たちはとても感謝しています」

イアン・クックは“Manhattan”について次のように語っている。「2011年の夏の終わり、マーティン・ドハーティと僕は数年にわたって話をしてきたんだけど、グラスゴーの南にあった僕のスタジオでシンセサイザーのアイディアを出し合い始めたんだ。“Manhattan”は一緒にやり始めて、4つ目に出てきたアイディアなんだ」

「サンプリングをいじったり、ヴォーカルを切り刻んだりしたのはこのアルバムが初めてで、それはバンドのサウンドにとって特徴の一つになった。歌詞としては、この場合は第二次世界大戦のマンハッタン計画だけど、かなり抽象的な黙示録的なイメージを扱ってみた。ちょうど、その頃にローレン・メイベリーにスタジオに来てもらって、追加のヴォーカルを入れてもらったんだ」

ローレン・メイベリーは次のように続けている。「“Manhattan”はイアンとマーティンが最初に私に聴かせてくれた曲の一つだった。すぐに参加したら面白いものになると思った。最終的にチャーチズの代名詞となるたくさんの特徴やファースト・アルバムのサウンドになるものが詰まっていた。その後の経緯を知った上で、今聴いてもらうと楽しいと思う」

『ザ・ボーンズ・オブ・ワット・ユー・ビリーヴ』の10周年記念エディションは10月13日に2CD、2LPブラック・ヴァイナル、1LP限定クリア・ヴァイナル、デジタル配信の各形態でリリースされる。

トラックリストは以下の通り。

1. ‘The Mother We Share (2023 Remastered)’
2. ‘We Sink (2023 Remastered)’
3. ‘Gun (2023 Remastered)’
4. ‘Tether (2023 Remastered)’
5. ‘Lies (2023 Remastered)’
6. ‘Under the Tide (2023 Remastered)’
7. ‘Recover (2023 Remastered)’
8. ‘Night Sky (2023 Remastered)’
9. ‘Science/Visions (2023 Remastered)’
10. ‘Lungs (2023 Remastered)’
11. ‘By the Throat (2023 Remastered)’
12. ‘You Caught the Light (2023 Remastered)’

1. ‘Manhattan’
2. ‘White Summer’
3. ‘Talking in My Sleep’
4. ‘City on Fire’
5. ‘We Sink (Live at Ancienne Belgique / 2013)’
6. ‘Now Is Not the Time (Live at Ancienne Belgique / 2013)’
7. ‘Lies (Live at Ancienne Belgique / 2013)’
8. ‘Strong Hand (Live at Ancienne Belgique / 2013)’
9. ‘By the Throat (Live at Ancienne Belgique / 2013)’

ローレン・メイベリーはソロ・デビュー・シングル“Are You Awake?”が9月1日にリリースされることを発表している。

先日、ローレン・メイベリーはインスタグラムでソロ・キャリアに乗り出すことについて次のように述べている。「今年はチャーチズのファースト・アルバムが10周年を迎える。イアンとマーティンに出会ったのは私が23歳の時だった。振り返ってみると、まだひよっこで、一緒に達成したことを考えると、その多くが現実だとも可能だとも思えないものだった。それに関わってくれたすべての人に感謝している」

「バンドが歩んできたすべての章を誇りに思うし、この歩みに連れてきてくれたバンドメイトにはすごく感謝している。チャーチズの物語にはまだまだ書かれていないページがあることも確信している」

「でも今は、初のソロに取り組んでいると伝えることに興奮してもいるし、怖くもあり、当惑していたりもする。まもなくそれを公開し始めることができると思う」

チャーチズのメンバーがサイド・プロジェクトに乗り出すのは初めてではなく、イアン・クックは元サンズ&ドーターズのスコット・パターソンと共にプロテクションというプロジェクトを始動している。

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