Photo: Kevin EG Perry

レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリストであるトム・モレロは現地時間8月14日にハリウッドのパラマウント・スタジオ前に組まれたストライキの監視線でサプライズのライヴを行っている。

16万人の俳優とパフォーマーからなるハリウッド最大の組合であるサグ・アフトラと全米脚本家組合はストリーミング時代において基本出演料とレジデュアル(出演作品の再使用で発生する報酬)の引き上げを求めて、現在ストライキを行っている。彼らはまた、映画産業における人工知能の無秩序な使用に対する保護措置の交渉も望んでいる。

パフォーマンスに先立ってトム・モレロは『NME』に対して俳優や脚本家と協力して抗議したいと語っている。「パラマウント・スタジオの前の歩道で彼らは歴史を作っているわけで、彼らを応援して、連帯の意志を示すためにここに来たんだ」

自らを「誇り高き組合員」と評するトム・モレロは俳優や脚本家について「自分たちの力を発揮し、連帯が何を意味するかを示した」と賛辞を寄せている。

トム・モレロはエンタテインメント業界で現在行われているストライキが全米の労働者によるより大きな運動の一部だと述べており、その意味で今回の運動は「ホット・レイバー・サマー(熱い労働者の夏)」とも呼ばれている。「今のアメリカでは40年間でも最大のストライキと運動の波が来ているんだ。街ではホテル従業員もストライキをやっていて、ピケの現場が熱いことになっているんだよ」

トム・モレロは15分間のパフォーマンスで“Union Song”、“Hold The Line”、“Union Town”、ウディ・ガスリーの“This Land Is Your Land”のカヴァーを披露している。「ピケの最前線で演奏されるような曲を作りたくて、人生をかけて音楽を作ってきたんだ。その意味では今日も働いているんだけどね」

トム・モレロについてはBABYMETALとのコラボレーションとなる“メタり!!”が8月18日にリリースされることが決定している。

トム・モレロは“メタり!!”について次のように語っている。「私は、BABYMETALの大ファンです。BABYMETALは、パワーロックでありながら、目まぐるしい音楽の展開で常に驚かされるバンドです。しばらく一緒に仕事をしようとトライしていたのですが、“メタり!!”のデモを送ってくれたとき、この曲は、狂ったようにロックできるって分かっていたよ!」

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