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ドートリーはエアロスミスの新しいシンガーにならないかという話を持ちかけられたことを明かしている。

デイヴ・リッカーズのポッドキャストに出演したドートリーはエアロスミスの結成メンバーであるジョー・ペリーから電話をもらって、スティーヴン・タイラーの代わりにツアーをやらないかという話をされたと語っている。

この話を持ちかけられた正確な時期は分からないものの、ドートリーはオーディション番組『アメリカン・アイドル』に出場した数年後のことだったと述べている。

「ニュースになっていたけど、公然となる形で分裂するような感じだった。それで、ジョー・ペリーが僕に電話してきたんだ。最初は冗談かと思ったよ。『調子はどう?』と言う時間もなかったみたいで、彼は電話してきた理由を語り始めた。『自分たちとツアーするのはどうだろう? 君にも素晴らしい曲があるから演奏するよ』ってね」

ドートリーは次のように続けている。「言葉が出なかったよ。なんと言っても、スティーヴン・タイラーのようなシンガーの力量が自分にあるとは思っていなかった。彼が取り組むように曲に取り組むことはできないと思ったしね。それに僕の中ではスティーヴン・タイラーはかけがえのない存在だった。しかも、スティーヴン・タイラーは生きているわけでね。自分にとってのヒーローの1人を怒らせるんじゃないかという恐怖が襲ってきて、『自分にはできるわけがないよ、ジョー』と言ったんだ」

ドートリーが提案を断ったことを受けて、スティーヴン・タイラーとジョー・ペリーは和解したようで、エアロスミスは来月から「ピース・アウト」と題したフェアウェル・ツアーを行う予定となっている。

ツアーは9月2日のフィラデルフィア公演から始まり、1月26日のモントリオール公演で締めくくられる。大晦日には地元のボストンで特別な凱旋公演が行われる。

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