ザ・バンドのギタリストであり、主要ソングライターだったロビー・ロバートソンが亡くなった。享年80歳だった。
ロビー・ロバートソンの長年のマネージャーであるジャレッド・レヴィーンは訃報を発表して、次のように述べている。「ロビーは亡くなる時に妻のジャネット、元妻のドミニク、彼女のパートナーであるニコラス、子どものアレクサンドラ、セバスチャン、デルフィン、デルフィンのパートナーであるケニーといった家族に囲まれていました……ロビー・ロバートソンは先日14作目となるマーティン・スコセッシとの映画プロジェクト『キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン』を完成させました。献花の代わりに遺族は新たな文化施設の建設を支援するシックス・ネイションズ・オブ・ザ・グランド・リヴァーへの寄付をお願いしています」
カナダのトロントで生まれ育ったロビー・ロバートソンは1960年にロニー・ホーキンスのバック・バンドであるザ・ホークスに加入している。1965年にザ・ホークスはボブ・ディランがエレクトリックで行った初のワールド・ツアーのバック・バンドを務め、翌年発表の『ブロンド・オン・ブロンド』では独創的なギター・ソロを作り上げることになった。
ザ・ホークスから改名したザ・バンドは1968年にデビュー・アルバム『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』をリリースしている。翌年にはウッドストック・フェスティバルに出演して、セルフタイトルのセカンド・アルバムをリリースしている。
1976年のサンクスギヴィング・デイにザ・バンドは最後のライヴをウィンターランド・ボールルームで行っており、ボブ・ディラン、エリック・クラプトン、マディ・ウォーターズ、ジム・モリソン、ニール・ヤング、ジョニ・ミッチェルが参加したこのライヴはマーティン・スコセッシによって映画化されて、1978年に公開されている。1977年にはロビー・ロバートソンが参加した最後のザ・バンドのアルバム『アイランド』がリリースされている。
ロビー・ロバートソンは1987年にピーター・ガブリエルやU2が参加したセルフタイトルのソロ・デビュー・アルバムをリリースしている。1994年にザ・バンドはロックの殿堂入りを果たしている。
映画の分野ではロビー・ロバートソンは1995年公開の『カジノ』を初め、『ギャング・オブ・ニューヨーク』、『ディパーテッド』、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』など様々な作品の音楽を手掛けている。
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