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スリップノットのリード・シンガーであるコリィ・テイラーが、カニエ・ウェストの、自分は「現存する世界で最も偉大なロックスター」であるという発言に対して、反論のメッセージを送っている。

カニエ・ウェストは、今年のグラストンベリー・フェスティバルにおいて、6月27日の土曜日のピラミッド・ステージ上でヘッドライナーを務めていた際に、この発言を行っている。

この日、カニエ・ウェストは、約2時間のパフォーマンスを行い、途中ボン・イヴェールのジャスティン・ヴァーノンとのコラボや、クイーンの“Bohemian Rhapsody”の短いカヴァーも交えながら、キャリアを総括するような楽曲を演奏してみせた。またオーディエンスの頭上のクレーンに乗ってのパフォーマンスも行っている。

コリィ・テイラーは、ビデオ・インタヴューの中で、この時のカニエ・ウェストの「現存する世界で最も偉大なロックスター」発言に対し、次のようなコメントを送った。「カニエよ。お前は、偉大なロックスターなんかじゃないぜ。その発言は撤回しなきゃな」

「お前の発言は、オンナからのモテ自慢してる奴みたいだぜ。大体、そうした大口を叩く奴は大したことないんだ。いい加減にしろ!」とコリィは続けている。

ミュージック・チョイスでのコリィ・テイラーのインタヴューの動画はこちらから。

コリィ・テイラーはまた、ファンがコンサートやフェスで、自撮り棒を使用して自分を撮影する様子を軽蔑するコメントを残している。

今年に入ってコーチェラやロラパルーザをはじめとするアメリカの音楽フェスの多くは“持ち込み禁止アイテム”に自撮り棒を追加している。カメラや携帯電話を取り付けられる伸縮性の棒である自撮り棒については、イギリスでもロンドンのブリクストン・アカデミーやO2アリーナ、ウェンブリー・アリーナなどのメジャーなライヴ会場は安全面を理由に自撮り棒の持ち込みを禁止している。

『NME』の先日のインタヴューで、テイラーはこのことについて次のように語っている。「自撮り棒だと? ふざけんなよ。あれを見るたびに思うよ。『正気かよ!? 自分のアホ面を撮るためのクソみたいな商品で、毎日何十万ドルも稼いでる業界があるなんてな』って」

「くだらない発明品だよな。みんなどうしちゃったんだよ? 本当にむかつくのは、そんなくだらねえもんで俺たちから金を巻き上げようっていう……。俺はそいつを、野球かクリケットのバットでぶっとばしてやりたいね。それで牢屋に入れられたって、ちっとも悪いなんて思わないさ。お巡りさん、捕まえてくれよ! 俺は逃げないぜ。おい、あれはパトカーか? オーケー、俺は自分で乗るぜ。こんなところにいたくないからな」

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