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レディオヘッドのトム・ヨークとスタンリー・ドンウッドは新たにロンドンで展覧会を開催することを発表している。

「ザ・クロウ・ファイルズ・パート・ワン」と題された展覧会はサウス・ケンジントンのクロムウェル・プレイスにあるティン・マン・アート・ギャラリーで9月6日から10日まで開催される。

展覧会では長年の友人にしてコラボレーターであるトム・ヨークとスタンリー・ドンウッドが過去2年あまりにわたって一緒に制作した絵画が展示される。

説明文によれば、今回の作品はレディオヘッドのジョニー・グリーンウッドとトム・ヨーク、サンズ・オブ・ケメットの元ドラマーであるトム・スキナーからなるザ・スマイルのデビュー・アルバム『ア・ライト・フォー・アトラクティング・アテンション』のアートワークに取り組む中で生まれたものだという。

「アルバムの発売1周年を記念して、ザ・スマイルから依頼を受けたフランドル織りのタペストリーを初めとした幅広い作品が展示されます」と説明文には書かれている。

「この展覧会は30年にわたってアーティストとしてパートナーシップを築いてきたトム・ヨークとスタンリー・ドンウッドにとって重要な節目となるものです。彼らは2021年から2023年にわたってオックスフォードとブライトンで作業をしてきました。展覧会名はザ・スマイルというバンド名の由来となったテッド・ヒューズの詩『クロウ』から取られました。また、ボドリアン図書館に所蔵されているイスラムの海賊地図と1960年代の米軍地形図からもインスピレーションを得ています」

「作品はキャンバスにガッシュ、テンペラ、パウダー状のマッシュルームを使ったもので、アーティストが考案したサインやシンボルの広範な言語が使われており、補助的なイメージも盛り込まれています」

展覧会は入場無料で予約制となっている。

スタンリー・ドンウッドは1994年以来、トム・ヨークと共にすべてのレディオヘッドのアートワークを手掛けている。昨年11月、スタンリー・ドンウッドは『NME』に対して2人の関係性について次のように語っている。

「長い間、トムと僕は共に歩むこともあれば、離れることもあった。しばらく同じものに取り組んだ後に交代で作品に取り組むんだ。大抵は僕が優勢になって、それを引き継いで、僕の作品にすることになった。というのも、彼はミュージシャンとしての能力ほど、アーティストとしての能力を信じていなかったからね。それは事実だった。彼は古い音楽に造詣が深いんだ」

レディオヘッドやトム・ヨーク関連のアートワークであなたが最も気に入っているものは?と訊かれて、彼は次のように続けている。「僕はずっと最新のものが好きなんだ。だから、今の一番はザ・スマイルのものだね。『イン・レインボウズ』も素晴らしい。というのも、自分がやろうとしていたことの正反対になったんだ。自分の思う通りではなかったけど、最終的に出来上がったものを見て気に入ったんだ」

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