ニッケルバックはバンド公認ドキュメンタリー『ヘイト・トゥ・ラヴ:ニッケルバック』のトレイラー映像が公開されている。
イギリス人映像作家のリー・ブルックスが監督した本作は、ニッケルバックの出自、チャートのトップに立った成功、商業的な成功を収めているにもかかわらず、彼らにつきまとう否定的な意見を掘り下げたものとなっている。
トレイラー映像はアリーナでバンドを行うライヴの模様やバンドメンバーが地元を訪れる様子などが盛り込まれている。「世界で最も嫌われるバンドになるためにギターを手に取る奴は誰もいない」とギタリストのライアン・ピークはトレイラー映像で語っている。「笑い飛ばそうとしているし、90%は笑い飛ばすことができる。でも、傷つくこともあるんだ」とフロントマンのチャド・クルーガーは続けている。
トレイラー映像はこちらから。
「ニッケルバックの曲をニッケルバックのファンに向けて演奏しているんだ。だから、バンドを好きじゃない人を納得させる必要はないんだ」とチャド・クルーガーは語っている。
ドキュメンタリー『ヘイト・トゥ・ラヴ:ニッケルバック』は9月にトロント国際映画祭で初上映される。
チャド・クルーガーは以前にもバンドに寄せられる否定的な意見について言及している。昨年、ニッケルバックは通算10作目のアルバム『ゲット・ローリン』をリリースしており、そのインタヴューでチャド・クルーガーは次のように語っている。「そのことについてはいつも冗談を言っているんだ。『もう一度世界から嫌われる準備はできている』ってね」
スーパーヒーローになれるとしたら、誰になって、どんな力が欲しいかと訊かれると、チャド・クルーガーは再びバンドを巡る状況について言及している。「キャプテン・ウィッピング・ボーイになりたいね。そして、誰よりも悪口を言われるんだよ」
先日、チャド・クルーガーはニッケルバックも最近は昔ほど嫌われていないと語っている。
「前はそうだったよね。『前はそうだった』なんて言うべきじゃないけど、長いこと、そういうことがあったのは間違いないよ」
「でも、ましになってきたと思う。ありがたいことにね。TikTokでたくさんの『いいね』をもらったからなのか分からないけど、どんな理由にせよ、そこまでじゃなくなった。世間の最大の嫌われ者にならなくて、よかったよ」
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