ジョン・ライドンはAIについて「最終的に決断まで下されることになり、危険になことになるだろう」と語っている。
ジョン・ライドンは『ガーディアン』紙の新たなインタヴューで「最近のテクノロジーの発達」についての見解を語っている。
AIがアートに与える影響がどんどん大きくなっている現状についてジョン・ライドンは次のように語っている。「そうした技術を掌握して、情報を与え、ガイドラインを決めているのは誰なのだろう? 道徳的な規範はどういう形でどこにあるんだろうか? いまやAIは若い人々の気持ちを支配するところまで浸透してきている。これは何を生み出すんだろうね?」
ジョン・ライドンは次のように続けている。「自分としてのアドバイスはこういう状況に小さな一歩を踏み出してみることだね。Siriとか、そういうものを家からなくしてみるんだよ。最終的に決断まで下されることになり、危険になことになるだろうからね」
先日、ステレオフォニックスのフロントマンであるケリー・ジョーンズはソングライティングでAIを使うことについて批判していた。
ケリー・ジョーンズは次のように語っている。「先進的なテクノロジーや物事の進歩に反対しているわけじゃないけれど、アートは人から生まれるべきだと思っている。基本的なことを言っているんだ。アートは常に誰かの表現だったと思うし、現実の人間が心や頭から表現するものだと思う」
ケリー・ジョーンズは次のように続けている。「自分のアイディアから始まって、それをコンピューターに完成させるのは問題ない。でも、AIはアルゴリズムとか、そういうことだろ」
また、ニック・ケイヴはチャットGPTやAIによる作曲について「人間とはということのグロテスクなまがい物」と評している。
スティングは先日、AIによって生成された音楽は「ダンス・ミュージック」としては機能するが、「感情を表現する」曲は難しいのではないかと語っている。一方、スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンは「僕のように地下室で10000時間を過ごさなくていい」から「AIが音楽を永遠に変えることになる」と語っている。
ジョン・ライドン率いるパブリック・イメージ・リミテッドは8年ぶり通算11作目となる新作『エンド・オブ・ワールド』が8月11日にリリースされることが決定している。
新作『エンド・オブ・ワールド』は亡くなったジョン・ライドンの妻であるノラ・フォースターに捧げられている。ノラ・フォースターはアルツハイマー病を患っており、ジョン・ライドンは約5年間にわたってフルタイムの介護を行ってきた。
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