エリック・クラプトンとジョージ・ハリスンの妻であるオリヴィア・ハリスンによって2002年に開催されたジョージ・ハリスン追悼コンサート『コンサート・フォー・ジョージ』が7月28日より日本で初めて劇場公開されるのにあたって、息子のダニー・ハリスンによる日本に向けたコメントが公開されている。
コンサートは2001年11月29日に享年58歳で世を去ったジョージ・ハリスンの音楽と人生を称えるもので、ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ、ジェフ・リン、ジュールズ・ホランド、ビリー・プレストン、ラヴィシャンカールと娘のアヌーシュカ・シャカール、モンティ・パイソンのメンバーなどの豪華アーティストが共演を果たしている。
息子のダニー・ハリスンによる日本に向けたコメントの抜粋版は以下の通り。全文は劇場上映のオフィシャル・サイトに掲載されている。
「Minasama ogenkidesuka (ミナサマ オゲンキデスカ)?
開催から20数年ぶりに皆さんに観ていただけることが、なにより嬉しいです。ラヴィ・シャンカール、トム・ペティ、ゲイリー・ブルッカー、マイケル・ケイメン、ジム・キャパルディ……もうこの世にいない人が、他界したばかりの父を祝うために集まってくれた。だから、これは、僕が思うに、見逃すことのできないみんなの祭典なんだ。日本で上映されることを、とてもとても嬉しく思っているよ。
このコンサートに出演してくれた全員がみなそれぞれスペシャルで、注目すべきポイントが本当にたくさんある。選曲もとても良く考えられているし、バンド・メンバーも多岐にわたっているしね。一度だけでなく、何度も観て味わって欲しいと思っている。文字通り一度に20以上の出来事がステージで同時進行しているので、目を離さないようにね!
初めて大きなショー、少なくとも初めて父と一緒に演奏したのは、1991年の日本で、確か大阪城ホールだったと思う。その次の日には、東京ドームでも演奏した。日本は僕の音楽キャリアのスタートの地なんだよ。ツアー中はバンドのメンバーが日本を案内してくれた。13歳だった僕にとって、それまでで、一番未来的で信じられないような時間だったんだ。
僕は日本の文化に夢中なんだ。大人になった今、もう一度日本を訪れて、深く体験することを楽しみにしている。武道から書道、料理や職人技に至るまで、世界でも最も素晴らしくて尊敬に値する規律ある文化だと思うからね。すべてが敬意と美をもって行われる……それは僕の人生においても共鳴するものなんだ。できるだけ早くまた日本に戻って、90年代からどう変わったかを見るのを楽しみにしているよ」
また、『コンサート・フォー・ジョージ』についてくるりの岸田繁によるコメントも公開されている。
ビートルズのことが大好きで、ビートルズのことが大好きなミュージシャンのことが大好きな私にとって、記憶に残る名演です。
そのキャリアの中でどれほどの名曲を残してきたのかは勿論のこと、
ジョージ・ハリスンがどういった音楽性を指向していたか、ということを読み解く楽しさがあります。
岸田繁(くるり)
日本版予告編はこちらから。
上映の詳細は以下の通り。
作品名: 『コンサート・フォー・ジョージ』
上映時間: 約102分
監督:デヴィッド・リーランド
製作:レイ・クーパー、オリヴィア・ハリスン、ジョン・ケイメン
製作総指揮:オリヴィア・ハリスン、ブライアン・ロイランス
音楽監督:エリック・クラプトン
コンサート・オーディオ・プロデュース:ジェフ・リン
撮影監督:クリス・メンゲス
編集:クレア・ファーガソン
出演:エリック・クラプトン、ポール・マッカートニー、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ、ジェフ・リン、リンゴ・スター、ジョー・ブラウン、サム・ブラウン、ジュールズ・ホランド、ビリー・プレストン、レイ・クーパー、アヌーシュカ・シャンカール、ラヴィ・シャンカール、モンティ・パイソン with トム・ハンクス
制作年:2022年/制作国:アメリカ
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7月28日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて公開
更なる詳細は以下のサイトで御確認ください。
https://www.culture-ville.jp/concertforgeorge
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