Photo: Jem Cohen

R.E.M.はドラマ『一流シェフのファミリーレストラン』の新シーズンがUKで配信されたことを受けてメンバーが選んだ自分たちの曲から40曲のプレイリストが公開されている。

ドラマ『一流シェフのファミリーレストラン』の第2シーズンではアルバム『モンスター』に収録の“Strange Currencies”が何度も使われているのを初め、R.E.M.の楽曲が複数使用されている。

それを受けて、今回、フロントマンのマイケル・スタイプ、ギタリストのピーター・バック、ベーシストのマイク・ミルズ、ドラマーのビル・ベリーは過去の15枚のアルバムから個人的にお気に入りの曲を選出している。

40曲で構成されたプレイリストはそれぞれのメンバーが10曲を選んだもので、マイケル・スタイプは1988年発表のアルバム『グリーン』に収録の“World Leader Pretend”から始まる最初の10曲を選んでいる。

“All The Way To Reno”や“You’re In The Air”が含まれる11曲目から20曲目はピーター・バックが選んでおり、ファンに人気の“t’s The End Of The World As We Know It (And I Feel Fine)”や“Orange Crush”、“What’s The Frequency, Kenneth?”を含む21曲目から30曲目はマイク・ミルズが選曲を手掛けている。

最後の10曲はドラマーのビル・ベリーによるもので、『ライフズ・リッチ・ページェント』に収録の“Rotary Ten”や“Find The River”が選ばれている。

プレイリストはこちらから。

ドラマ『一流シェフのファミリーレストラン』の第2シーズンでは“Strange Currencies”のオリジナル・ミックスや2019年のスコット・リットによるミックス、未公開だったデモ音源など、様々なバージョンが使用されている。

ドラマの製作陣はドラマの映像を初め、1995年のライヴ映像を使った“Strange Currencies”のミュージック・ビデオも製作している。ドラマでは1991年発表のアルバム『アウト・オブ・タイム』より“Half A World Away”がドラマ最終話の重要な場面でも使われている。こうした楽曲の起用は発起人のクリストファー・ストーラーやエグゼクティヴ・プロデューサーのジョシュ・シニアがバンドのファンだったことも一因になっているという。

マイケル・スタイプは『一流シェフのファミリーレストラン』について次のように語っている。「『一流シェフのファミリーレストラン』は間違いなく去年で最も好きな番組だった。シーズン2のエピソードに没頭するのが待ちきれないよ。R.E.M.の曲をあの世界に取り入れてくれたことでより素敵になった。どんなパーティーでも最高の人物はキッチンにいるんだ」

マイク・ミルズは次のように続けている。「『一流シェフのファミリーレストラン』が出てきて嬉しいよ。最も好きなテレビ番組の一つになった。さらに観ることができるなんて待ちきれないよ」

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