クイーンのギタリストであるブライアン・メイはベーシストのジョン・ディーコンについて今もバンドの「重要な一員」であると語っている。
ジョン・ディーコンは1971年にクイーンに加入しており、クイーンの全アルバムに参加している。ジョン・ディーコンはシングル“No-One but You (Only the Good Die Young)”のレコーディングに参加した後、1997年に音楽から引退している。彼はその後のクイーンの活動には参加していない。
『ガーディアン』紙のインタヴューでブライアン・メイはファンから寄せられた質問に答えており、ある人物はジョン・ディーコンがクイーンの活動から離れる「予感」はあったか、なぜ活動から去ったと思うかと尋ねている。
ブライアン・メイは次のように答えている。「僕に言えるのはジョンは振り返ってみてもストレスに非常に敏感だったということだね。フレディを亡くして、僕らの誰もがつらかったけど、ジョンは特に苦しんでいたと思う」
ブライアン・メイは次のように続けている。「僕らはいくつかのことを一緒にやった。1996年には“No-One but You (Only the Good Die Young)”のレコーディングを行った。モントルーにフレディ・マーキュリーの銅像を建て、パリで公演を行ったのにあたって僕がフレディについて書いた曲だよ」
「パリ公演はモーリス・ベジャールによるモーツァルトとクイーンを題材にした新作バレエが開幕するのにあたってのものだった。ジョンがベースを弾いて、エルトン・ジョンが歌ってくれたんだ」
「その時にジョン・ディーコンは僕らを見て、『もうこれ以上はできない』と言ったんだ。ジョンには少なくとも休息が必要だということは分かっていた。でも、それは二度と復帰しないということになってしまったんだ」
ブライアン・メイはジョン・ディーコンのクイーンへの関わりについて次のように説明している。「詳細についてはあまり詳しくいうことはできないんだけど、ジョンが今もプライバシーを必要としていることは尊重しなければならないからね。でも、彼はバンドという組織の一員なんだよ」
「ビジネス面で大きな決断をする時は、いつもジョンに話を伝えているんだ。彼が僕らと話をするということではないけれど、何らかの形でコミュニケーションは取っている。彼は今なおクイーンの重要な一員なんだ」
同じインタヴューでブライアン・メイはクイーンがグラストンベリー・フェスティバル出演について話をすることは必ずしも「不可能ではない」とも語っている。
アナグマ駆除を巡って見解が異なる主催者のマイケル・イーヴィスと和解することは可能かと訊かれたブライアン・メイは次のように語っている。
「絶対にないとは言い切れないけど、僕にとってはとても大きな原則の問題なんだ。これまで以上に僕はアナグマの駆除がこの国が野生生物に対して犯した最大の犯罪だと確信している。これは完全に意味がなく、その悲劇は巨大なものなんだ。50万頭近い野生動物が殺されているというのに農家には何の恩恵もないんだ」
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