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ドクター・ドレーはプリンスとマイケル・ジャクソンと仕事する機会を断った理由について明かしている。

トーク番組『ハート・トゥ・ハート』に出演したドクター・ドレーはプリンスやマイケル・ジャクソン、スティーヴィー・ワンダーといったアーティストとコラボレーションする機会があったが、最終的にはそうした機会を「辞退」したと語っている。

「一緒に仕事をしないかと声をかけてもらったんだけど、自分としては『彼らと一緒に一体何をすればいいんだ?』という感じでね」とドクター・ドレーは説明している。「彼らは自分にとってはヒーローだからね」

その後、ドクター・ドレーはスティーヴィー・ワンダーと仕事をする機会を見送ったことを明かしており、「スティーヴィー・ワンダー、プリンス、マイケル・ジャクソン、ブルース・スプリングスティーンといった素晴らしいアーティストに自分が思っている」ことに影響を与えたくなかったと語っている。

「こうした人たちは僕のヒーローだからね」とドクター・ドレーは説明している。「彼らを聴いて育ったということが好きで、それをそのままにしておきたかった。そうした自分の考えや見解を台無しにしたくなかったんだ」

ドクター・ドレーは当時既にミュージシャンとして確立されていたマイケル・ジャクソンやプリンス、スティーヴィー・ワンダーといった人たちと仕事をすることと、キャリアの初期にスヌープ・ドッグ、エミネム、ケンドリック・ラマーらと仕事をすることを比較している。

「自分の人生とキャリアは全体的に新しいアーティストと仕事をしていくものだった。それが好きなんだ。既に方向性がある人は誰もいなかった」とドクター・ドレーは語っている。「部屋に入ってきた時は粘土の玉なんだ。それを形にして、作りたいものを作っていく。それが自分としてはやりたいことなんだよ。他の人たち、特に自分のヒーローとなると、どういうサウンドにすべきか、決まったプランをもってやってくる。それは自分にはできないことなんだよ」

番組でドクター・ドレーは最近のヒップホップの「ほとんど」は好きじゃないが、今のアーティストを「嫌うつもりはない」とも語っている。「ヒップホップは進化しているんだ。好きじゃなかったら、聴かなければいい。言っていること分かるかな? 自分は常に100%を注ぎ続けている。好きじゃないものはあるし、ほとんどのものは好きじゃない。そういったものは聴いたりしない。でも、嫌うつもりはないんだ。そういことはしないよ」

ドクター・ドレーは1992年発表の名作『ザ・クロニック』を讃える作品が1年を通してリリースされるプロジェクト「ザ・クロニック・マスターズ」が展開されることが決定している。

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