ディスターブドのフロントマンであるデイヴィッド・ドレイマンは先日行ったテルアヴィヴ公演でロジャー・ウォーターズに非難している。
現地時間6月28日に行われたライヴの後半、ユダヤ系のデイヴィッド・ドレイマンはイスラエルの国旗がスクリーンに映し出されるなか、イスラエルの国歌“Hatikva”を披露して大合唱を巻き起こしている。
観客からのシンガロングを受けて、5月にベルリン公演でナチス風の衣装が問題となったロジャー・ウォーターズの反ユダヤ的な姿勢について痛烈に批判している。
「ロジャー・ウォーターズやBDS運動のナチ野郎たちはファックだね。1人残らずだよ。そんなものは必要ない。俺たちは彼らよりもつらい状況を生き抜いてきたし、これからもつらい状況を生き抜いていくことになる」
TEL AVIV – David Draiman's Explosive Message to Roger Waters Sends Shockwaves Through the Music World! 💣💥#Israel pic.twitter.com/aYRi7j96aT
— SaveManMedia (@SaveManMedia) June 28, 2023
デイヴィッド・ドレイマンは次のように続けている。「あいつらはどんな嘘でも作り出せるんだよ。どんなバカげた話でも作り出すことができる。俺たちは真実を知っているんだ。歴史が真実を知っている。俺たちはどこにも行かない」
ベルリン公演ではロジャー・ウォーターズが第二次世界大戦を連想させるような服を着ていた上にホロコーストの犠牲者であるアンネ・フランクの名前もスクリーンに映し出されたことから物議を醸すこととなっている。その際、ロジャー・ウォーターズは2本のハンマーが交差した赤い腕章と共に黒のトレンチコートを着用している。
批判を受けてロジャー・ウォーターズは「私の政治的見解や道徳的原則に同意できないために私を中傷して、黙らせたい人たちによって悪意のある攻撃を受けることになりました」と述べ、公演のメッセージを反ファシスト以外のものと見なす人々は「誠実さのない、政治的動機によるもの」だと断じている。
ロジャー・ウォーターズは次のように続けている。「パフォーマンスで疑問視されている要素はあらゆる形態においてファシズム、不正義、偏見に反対するものであることは明らかです」
デイヴィッド・ドレイマンがロジャー・ウォーターズを批判するのは初めてではなく、かねてからイスラエルを擁護する姿勢を公言しており、2019年にはイスラエル公演をボイコットするように呼びかけているロジャー・ウォーターズについて「彼のナチスの同志たち」と揶揄している。同年、ディスターブドは初めてのイスラエル公演を行っており、その時も国歌の“Hatikva”を演奏している。
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