ノエル・ギャラガーはオアシス時代にステージに向かって靴を投げてきたファンに仕返ししようとしたことを振り返っている。
携帯電話を投げられて顔を縫うことになったビービー・レクサを初め、ここ数週間ではステージにいるアーティストに物が投げつけられる事件が相次いでいる。P!NKはロンドンのハイド・パークで行った公演で母親の遺灰をステージに投げられ、リル・ナズ・Xは性具をステージに投げられて、ライヴを中断していた。
BBC 2の『リール・ストーリーズ』に出演したノエル・ギャラガーは昔のライヴについて次のように振り返っている。「覚えているのは、あるライヴでリアムの頭に靴が当たったんだ。リアムはその靴を持ってきていたから、ステージを降りて、ライヴハウスの入り口で、靴が片方で出てくる奴を待っていたんだ。そいつを叩きのめそうと思っていたんだ」
ノエル・ギャラガーは昔のライヴでは生傷が絶えず、身を守るためにサングラスをかけていたと語っている。
「ほぼライヴの度に観客同士の喧嘩や乱闘で終わっていたんだ。6ヶ月ぐらいサングラスをかけていたよ。いつも目の周りにアザができたり、鼻がつぶれたりしていたからね」
ノエル・ギャラガーは食ってかかってきたファンをギターで応戦したこともあると振り返っている。
「ニューカッスルのライヴだったんだけどさ。ラジオで生中継されていたんだけど、ステージに上がって、俺に飛びかかってきた奴がいたんだ。俺はギターでそいつに攻撃したんだ」
ノエル・ギャラガーはリアム・ギャラガーと兄弟じゃなかったら、仲良くなっていただろうとも語っている。
「オアシスについては全員が仲がいいなんてことはなかった。俺は最後に加入したんだけど、最初の日に『あのドラムには出て行ってもらわないとな。あいつはバカだ』と思ったよ」
「リアムが兄弟じゃなかったら、もっと仲良くなっていただろうな。あいつと俺が兄弟だということのおかげで、他の奴らには言い合えないようなことが言えたってことだよね」
「でも、あいつの背中に手を回して『こうしたらどうだ、ああしたらどうだ』とか言うことはないだろうね。あいつは理を尽くして話すようなタイプの奴じゃないんだ」
一方、ノエル・ギャラガー、ポール・マッカートニー、ピンク・フロイドやレッド・ツェッペリンのメンバーは写真家のアントン・コービンによる初の長編ドキュメンタリー『スクウェアリング・ザ・サークル:ザ・ストーリー・オブ・ヒプノシス』に出演していることが明らかになっている。
ストーム・トーガソン、オーブリー・パウエル、そして後に加わるピーター・クリストファーソンによるヒプノシスは、ピンク・フロイド、T. レックス、ブラック・サバス、ポール・マッカートニー&ウイングスらのアルバムのアートワークを手掛けたことで知られている。なかでもピンク・フロイドの『狂気』、『炎~あなたがここにいてほしい』、レッド・ツェッペリンの『聖なる館』、T. レックスの『電気の武者』などは不朽の名作として語り継がれている。
U2やデペッシュ・モード、コールドプレイ、ザ・キラーズとの仕事で知られるアントン・コービンは今回、ヒプノシスを題材とした初の長編ドキュメンタリーを製作している。
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