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カーディ・Bは2021年のグラミー賞授賞式で披露した“WAP”のパフォーマンスが巻き起こした反発について振り返っている。

2020年にカーディ・Bはミーガン・ザ・スタリオンと共に“WAP”をリリースしており、世界各地のチャートで首位を獲得している。第63回グラミー賞授賞式でカーディ・Bとミーガン・ザ・スタリオンはメドレーを披露しており、その最後で“WAP”を演奏して、メディアの見出しを飾ることになった。

カーディ・Bは「インターネットのせい」で“WAP”をレコーディング・アカデミーに申請しなかったため、グラミー賞にノミネートされることはなかったが、そのパフォーマンスは激しい賛否両論を巻き起こすこととなっている。今回、カーディ・Bはパフォーマンス後に受けた反発についてツイッターで振り返っている。

「グラミー賞授賞式で“WAP”を披露したせいで米国連邦通信委員会から訴えられそうになったのを覚えている? あの件で共和党員たちが文字通り私に嫌がらせをしたことは? 毎日、ニュースになっていた。みんな、覚えている? 私がパフォーマンスを披露したからよ」

米国連邦通信委員会によれば、カーディ・Bとミーガン・ザ・スタリオンによるパフォーマンスには1000件以上の苦情が寄せられたという。その多くはパフォーマンスが「猥褻」で「ポルノ的」であることに腹を立てていたとされている。

カーディ・Bは当時次のように反論している。「グラミー賞はPG、つまり保護者同伴が望ましいとされている。ということは、あなたの仕事なの。私のパフォーマンスは日曜日の夜22時頃に放送された。子どもは次の日の学校に備えて、ベッドに入っているべき時間よね。なんで子どもたちが“WAP”を観ているの?」

多くの共和党員は子どもに有害という点でグラミー賞でのパフォーマンスについて人種差別的で絵本が出版停止になったドクター・スースの著作を引き合いに出していた。スキレットのフロントマンであるジョン・クーパーはアドルフ・ヒトラーの演説までをも引き合いに出して批判していた。

これを受けて当時、カーディ・Bは次のように反論している。「いつ学校で“WAP”の歌詞を子どもたちに読ませることがあるの? “WAP”は少し品がないかもしれないけど、官能的な曲を人種差別的な内容がある本と一緒にしないで。その違いも分からないの? 常識というのがそんなに知れ渡ってないことは知っているけどね」

2020年12月、ミーガン・ザ・スタリオンは“WAP”が物議を醸したことについて「恐怖と不安」からくるものだと語っている。「女性が自分の身体をコントロールして我が物としている時、どうすればいいのか分からない人もいるのよ」

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