リンゴ・スターはポール・マッカートニーが語ったザ・ビートルズの新曲についてヴォーカルが本物の音源であることを強調している。
リンゴ・スターは米『ローリング・ストーン』誌のポッドキャストで新曲では昔レコーディングした音源を整えるためにAIを使ってはいるものの、ジョン・レノンのヴォーカルを人工的に生成したものではないと断言している。
新曲にはジョージ・ハリスンのヴォーカルも使われていることをリンゴ・スターは明かしている。
「これが美しい曲なんだ」とリンゴ・スターは語っている。「4人の曲としてはみんなに聴いてもらえる最後の曲だよ。それは事実なんだ」
先日、ポール・マッカートニーはザ・ビートルズの「最後」の楽曲におけるAIの使い方について声明を発表している。
「このプロジェクトについては混乱と憶測もありました。多くの勘違いもあったようです。現段階ではあまり多くは語れませんが、はっきりさせておきたいのは人工的、もしくは合成的に作られたものは一切ありません。すべてリアルなもので、私たちが演奏しています。私たちは存在していた音源をきれいなものにしただけで、これはこれまでもやってきたことです」
ポール・マッカートニーはBBCラジオ4の『トゥデイ・プログラム』のインタヴューでこのプロジェクトについて初めて明かしている。
ポール・マッカートニーが完成させようとしている曲がどの曲であるのかは明確に言及されなかったものの、該当の楽曲はジョン・レノンが1978年に取り組んでいた“Now And Then”ではないかと見られている。
「ザ・ビートルズの最後のレコードとなるものを作るにあたってジョンのデモがあったんだけど、人工知能を使ってジョンの声を純粋な形で取り出すことができたんだ。それを使うことで、普通に作業できることになったんだ。おかげで作れるようになったんだよ」
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.