Photo: Vince Haycock

ケシャはプロデューサーのドクター・ルークとの法廷闘争が和解に達してから初めてソーシャル・メディアで沈黙を破っている。

ケシャとドクター・ルークは現地時間6月22日に共同声明を発表している。ケシャは声明で次のように述べている。「あの夜、何が起こったかは神のみぞ知ることです。常に言ってきたように、私はあそこで起こったことすべてを思い出せません。人生のこのチャプターのドアを閉めて、新しいチャプターを始めるのが楽しみです。なにより関係者全員の平穏を望んでいます」

ドクター・ルークは声明で次のように述べている。「2005年のあの夜、何があったのかを思い出せないことを認めてくれたケシャに改めて感謝します。何もなかったと私は確信しています」

今回、ケシャは法廷闘争に言及しながら、ファンであるアニマルたちに感謝の思いを伝えるメッセージを投稿している。

「みなさんが私にくださった応援と愛に恐縮していますし、畏敬の念を抱いています。みなさんはここ9年間にわたって私を支え、持ちこたえさせてくれました。私は光に満ちていますし、これから起こる美しいこと、これからやるライヴ、これから作ってみなさんに共有するアートを楽しみにしています」

ケシャはファンであるアニマルに向けて自身の楽曲“All I Need Is You”の一節を引用している。「I don’t need much but there’s one thing I can’t lose. All I need is you(多くが必要なわけじゃない。でも、失えないものが一つある。私に必要なのはあなただけ)」

元々、ケシャはドクター・ルークに対して2014年に訴訟を起こしており、性的に虐待され、感情的にも傷つけられたと主張していた。ドクター・ルークはこれを否定して、反訴しており、ケシャがお互いで交わしていたレコーディング契約に違反し、契約から逃れるためにレイプを主張したと述べている。ケシャはドクター・ルークに対する当初の主張を貫いていた。

ドクター・ルークは2014年に名誉毀損でもケシャを訴えており、ケイティ・ペリーをレイプしたとレディー・ガガに吹聴したと主張している。ケイティ・ペリーは宣誓証言でレイプの事実を否定し、ドクター・ルークもこのような事実はなかったと主張している。マンハッタン最高裁のジェニファー・G・シェクター判事はドクター・ルークを支持する判決を2020年に下している。

ケシャは先月、通算5作目となる最新作『ギャグ・オーダー』をリリースしている。

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