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ヴァンパイア・ウィークエンドはアナログ盤限定のライヴ盤に付随したニュースレターで近況を報告している。

先日、ヴァンパイア・ウィークエンドはアナログ盤限定で一連のライヴ・アルバムをリリースしていくことを発表しており、第1弾として『フロッグ・オン・ザ・ベース・ドラム vol.01 ライヴ・イン・インディアナポリス』の発送が開始されている。

本作は2019年6月に行われたミネソタ州インディアナポリス公演を収録したもので、2500枚限定で発売されている。本作にはボブ・ディランの“Jokerman”の10分に及ぶカヴァーも収録され、デトロイトにあるジャック・ホワイトのサード・マン・プレッシングで製造されている。

本作にはバンド・メンバーによるニュースレターも同梱されており、ドラマーのクリス・トムソンはバンドの近況について次のように報告している。

「エズラ・クーニグは日本の田舎でテリー・ライリーからラーガ歌唱のレッスンを受けて、オール・タイム・ベスト10に7曲が入ると思った曲を書いたんだ」とクリス・トムソンは述べている。

クリス・トムソンはプレッシャーや責任感なく、バンド・メンバーと「連絡を取り、話をして、ジャムした」ことでコロンビア大学の初期の日々を思い出すことになったと述べている。「個人的にはラグルズ(※メンバーが大学時代に住んでいた建物)の日々かのように連中と創作をする大きな喜びと平穏さを確認できた」とクリス・トムソンは続けている。「その雰囲気は力強いものだった」

クリス・トムソンはニュースレターを次のように締めくくっている。「これまでで最高のものになるかもしれないと思っているんだ。10曲、スキップはなしだよ」

先日、ヴァンパイア・ウィークエンドのエズラ・クーニグはリリースから10年を迎えた『モダン・ヴァンパイアズ・オブ・ザ・シティ』を振り返っている。

「『モダン・ヴァンパイアズ・オブ・ザ・シティ』が10歳になった。すごいね。ダンキン・ドーナッツのアイス・コーヒーでも飲みながら振り返るにはいい機会だ」とエズラ・クーニグは当時述べている。「ロスタムと僕は曲を書いてレコーディングするのに1年くらい費やしていて、そこから最後の段階に入っていった」

「僕らの大半のアルバムとはまったく違っていた。『モダン・ヴァンパイアズ・オブ・ザ・シティ』には“A-Punk”や“Cousins”のようにリフから始まって、練習スタジオで形になった曲がなかった。あのアルバムは熟慮の上で作曲し、我慢強く細部にこだわったレコーディングで作られていった」

エズラ・クーニグは初めて“Don’t Lie”と“Diane Young”のインストゥルメンタル・バージョンを聴いた時のことを振り返っている。「ロスタムが初めて“Don’t Lie”のビートを聴かせてくれた時のことを覚えている。ドラム・パターンとオルガンの下がっていくコード進行に深く心を動かされた。すぐに僕はヴォーカルのメロディーを歌い始めたんだ」

「同じように“Diane Young”になる曲の最初のインストゥルメンタルを聴いた時のことも覚えている。その音源に興奮したし、ふさわしい歌詞を書こうと長い時間をかけることになった」

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