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サーストン・ムーアは、自分がソニック・ユースの解散を切り出したわけではないのにファンに非難されることについて「奇妙」に思うと語っている。

ソニック・ユースは、2011年にサーストン・ムーアとキム・ゴードンが離婚したことにより解散した。その後、サーストン・ムーアがのちにロンドンに一緒に引っ越した女性と浮気をしていたことが明らかになっている。

彼らはブラジルのサンパウロのフェスティバルで最後のライヴを行っている。キム・ゴードンは、2015年に出版した自伝『ガール・イン・ア・バンド』の中で元夫と元バンドメイトがそのライヴでとった行動について批判している。

しかしながら、『コライド』誌との最新インタビューで最後のライヴについて問われると、ライヴの前はあれがバンドが一緒に演奏する最後のライヴだとは思わなかったし、いまでもそうは思っていないと語っている。彼は、グループは「今後も続くし、終わることはない」と述べたと伝えられている。

サーストン・ムーアは離婚と、それに続いてバンドが解散したことで悪者扱いされている気分であると明かしている。「僕自身には、解散したいという意思がまったくなかったのに、ソニック・ユースの解散について悪者扱いされるのはとても奇妙なことだと思う」とサーストン・ムーアは語り、次のように続けている。「あれは本当にびっくりしたよ。現在バンドが存在しない理由について、今はわかるよ。全員が同じ考えを持っていなければならないからね。でも、解散についての発表はまったくなかったわけでさ。ええと、僕は一度も発表していないよ」

「ソニック・ユースは4人の間に存在した絆だったんだ。僕は『ソニック・ライフ』というタトゥーを入れてるし、それは永遠に僕を定義するものだよ。僕にとって、それは進み続けるもので、終わることはないんだ」

疎遠になったバンドメイトとの再結成を待ちつつも、サーストン・ムーアはプロデューサーのポール・エプワースと新しいソロ・アルバムをレコーディングしたことを明らかにしている。『ロックンロール・コンシャスネス』は、これまでにアデル、フローレンス・アンド・ザ・マシーン、ロードやポール・マッカートニーとの仕事でも知られるポール・エプワースが所有するロンドン・スタジオでレコーディングされたという。2人は、同じくポール・エプワースが一緒に仕事をしたことがあるザ・ポップ・グループのマーク・スチュアートから紹介されたという。

「ザ・ポップ・グループのようなバンドがなぜそのような状況下で仕事をするのかが理解できなかったんだけど、ポール・エプワースがザ・ポップ・グループと同じ場所(ブリストル)の出身だということがわかったよ」と、サーストン・ムーアは述べ、以下のように続けている。「彼は美しいアナログのミキシング・コンソールをふたつ持っているんだ。ひとつは、ピンク・フロイドがつかったもので、もうひとつはザ・ローリング・ストーンズが使ったもの。そんなわけで僕は彼と曲をつくり、バンドを連れてきて4日間で9つのものをレコーディングしたんだ」

ソニック・ユースが結末を迎えて以降サーストン・ムーアは多作で、 新しいバンドであるチェルシー・ライト・ムーヴィングを結成し、新しいソロ・アルバムも2枚リリースしている。

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