カニエ・ウェストは新たな報道によれば、噂されているデヴィッド・ボウイのトリビュート・アルバムについてレコーディングしない予定だという。
タブロイド紙は今週初めに、カニエ・ウェストがデヴィッド・ボウイを追悼するために全曲彼の楽曲をカヴァーしたアルバムを作ろうとしているのではないかと報じていた。カニエ・ウェストはデヴィッド・ボウイの死後早い段階にオンライン上で彼に追悼の意を表したアーティストの1人であり、彼のことを「最も重要なインスピレーションの1つだった」とつづっていた。
情報筋は『デイリースター』紙に予測されるアルバムについて次のように語っていた。「1つにはカニエが実際に歌う、純粋なカヴァー・ヴァージョン。他にはボウイの音楽にカニエが歌詞をのせたものが考えられているんだ。カニエは音楽のイノベーターとしてデヴィッドの仕事を引き継ぐことに決めている。バトンは自分に渡されたと言ってるよ」
こうした憶測を受けて、カニエがデヴィッド・ボウイのトリビュートLPをレコーディングするのを阻止しようと大勢の人がオンラインの嘆願書にサインする事態となっている。この記事を書いている時点で、1万人近い人がサインをしたという。
しかしながら、米ゴシップ系メディア「TMZ」は、カニエ・ウェストの代理人が報道の内容を否定していると報じている。
『NME』は以前、カニエ・ウェストの代理人にトリビュート・アルバムの噂について聞いているが、返答は得られなかった。
David Bowie was one of my most important inspirations, so fearless, so creative, he gave us magic for a lifetime.
— KANYE WEST (@kanyewest) January 11, 2016
デヴィッド・ボウイは最も重要なインスピレーションの一つだったんだ。恐れを知らず、クリエイティヴで、人生を通して僕らに魔法をくれた人だったんだよ。
カニエ・ウェストがデヴィッド・ボウイをカヴァーするのを止めるための嘆願書は、2015年のグラストンベリー・フェスティバルにカニエ・ウェストがヘッドライナーとして出演するのを阻止しようとするための似たような嘆願書にサインした10数万には達していない。グラストンベリー・フェスティバルの嘆願書はフェス主催者であるエミリー・イーヴィスを心変わりさせることはなく、彼女は「ネットの暗い部分」が姿を現したと発言している。
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