PJハーヴェイは来たるニュー・アルバムより新曲“I Inside The Old I Dying”が公開されている。
マーキュリー・プライズを2度受賞しているPJハーヴェイは4月にシングル“A Child’s Question, August”を公開して、通算10作目となるアルバム『アイ・インサイド・ジ・オールド・イヤー・ダイイング』を7月7日にリリースすることを発表している。
今回、PJハーヴェイは「スタジオの最後の日まで私たちからすり抜けていた繊細で美しい楽曲」と評する新曲“I Inside The Old I Dying”を公開している。
“I Inside The Old I Dying”のミュージック・ビデオはこちらから。
「5週間にわたって何度も捕まえようとしてきたけど、失敗してきた。でも、そこでジョン・パリッシュがギターのパターンを再発明して、コントロール・ルームで実演してくれたんだけど、プロデューサーのフラッドが私にマイクを渡してレコーディングのボタンを押し、私はジョンの隣でそれに合わせてどう歌うかを考えていた。その結果、私が求めていた幽玄でメランコリックな憧れを表現することができた」
「歌詞の中では誰もが救世主の再登場を待っている。誰もが、そしてすべてが、愛と変容をもたらすこの人物の到着を待ち望んでいる。そこには、性的な憧れと目覚め、そしてある領域から別の領域へと移動する感覚、つまり子どもから大人へ、生から死へ、そして永遠への移動が存在する」
新作についてPJハーヴェイは次のように説明している。「『アイ・インサイド・ジ・オールド・イヤー・ダイイング』は3週間の期間で書いたんだけど、そのアイディアは音楽とのつながりを失っていた2017年にまで遡る」
映画監督のスティーブ・マックイーンから「アルバムを書くプロセス」を無視し、代わりに「言葉、イメージ、音楽」に最初に恋した理由を再発見するようアドバイスを受け、ソングライティングとのつながりを復活させようと新曲のインスピレーションを発見したとPJハーヴェイは述べている。
PJハーヴェイは2019年に舞台演劇『オール・アバウト・イヴ』のスコアを手掛けているほか、ティム・フィリップスと共にアップルTV+で配信されている『バッド・シスターズ』のサウンドトラックも手掛けている。
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