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ビリー・ジョエルは10年近くにわたって長く続けてきたマディソン・スクウェア・ガーデンでの毎月の公演を終了することを発表している。

最後の公演は2024年7月に行われる公演となり、これは連続公演の104回目となり、マディソン・スクウェア・ガーデンでの通算150回目の公演になる。

『ニューヨーク・タイムズ』の報道によれば、ビリー・ジョエルは現地時間6月1日にマディソン・スクウェア・ガーデンで行った記者会見で最後の10回となる公演を発表したという。全10公演は今年10月から始まることになる。ビリー・ジョエルは記者会見で公演が「ここまで長く続いてきた」ことに「驚かされた」として次のように語っている。「僕のチームの人間はチケットは今後も売れ続けるでしょうと言っていたんだけど、10年で150回、もういいんじゃないかと思ったんだ」

ビリー・ジョエルが初めてマディソン・スクウェア・ガーデンで公演を行ったのは1978年で、6作目の『ニューヨーク52番街』のツアーで3公演を行っている。その後、数十年にわたって会場の常連となったビリー・ジョエルは音楽公演では初めてとなる連続公演を2014年1月からスタートさせている。

そこからビリー・ジョエルはほぼ毎月のペースで公演を行っており、大きく中断したのは新型コロナウイルスのパンデミックによる18ヶ月間休止した時だけとなっている。すべての公演がソールド・アウトで、ビリー・ジョエルは幅広いスペシャル・ゲストを迎えており、ブルース・スプリングスティーンのほか、オリヴィア・ロドリゴとは“Deja Vu”と“Uptown Girl”をデュエットしている。

「ビリー・ジョエルよりニューヨークらしいものは1つしかありません。それはマディソン・スクウェア・ガーデンで観るビリー・ジョエルのコンサートです」とニューヨーク市長のエリック・アダムスは述べている。

マディソン・スクウェア・ガーデンのCEOであるジェイムス・ドーランは「マディソン・スクウェア・ガーデンにとってだけでなく、音楽業界全体にとっての歴史を作ってくれました」と語っている。

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