クイーンの“Bohemian Rhapsody”は未発表の草稿から元々は別のタイトルだったことが明らかになっている。
ロック・オペラの初期の草稿15枚のうち、1枚となる今は亡き航空会社、ブリティッシュ・ミッドランド航空の紙片には“Mongolian Rhapsody”というタイトルが記されていたという。
フレディ・マーキュリーによるオリジナルの下書きは、フレディ・マーキュリーの個人的な所有物を売りに出す「フレディ・マーキュリー:ア・ワールド・オブ・ヒズ・オウン」と題された来たるオークションに向けて、サザビーのサイトに掲載されている。
Did you know ‘Bohemian Rhapsody’ was originally titled ‘Mongolian Rhapsody’?
Written entirely by Freddie Mercury, a never-before-seen early draft reveals untold insights into one of the greatest pop songs of the 20th century.
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— Sotheby's (@Sothebys) May 31, 2023
他にも6分近い“Bohemian Rhapsody”は書き換えられた箇所があり、有名なファースト・ヴァースは当初「Mama, there’s a war began, I’ve got to leave tonight」というものだったが、最終的には「Mama, just killed a man」に変更されている。
『ニューヨーク・ポスト』紙によれば、“Bohemian Rhapsody”の草稿は10万ドルから1億5000万ドルの値を付けると見られているという。他にもフレディ・マーキュリーの手書きによる“Somebody To Love”、“We Are The Champions”、“Don’t Stop Me Now”の草稿がオークションには出品される。
フレディ・マーキュリーのロンドンの自宅にあった、30年間触れられてこなかった1500点がオークションには出品される予定で、フレディ・マーキュリーのアート・コレクション、ガラス細工、日本の芸術品や家具も出品され、ロシアのアールデコ画家であるエルテによる11枚の水彩画、ジェームズ・ティソによる1880年の絵画、オリジナルのケースに入った1975年マーティン D-35のアコースティック・ギターも含まれている。
「フレディ・マーキュリー:ア・ワールド・オブ・ヒズ・オウン」と題された展覧会がロンドンのサザビーズで8月4日から9月5日にわたって開催されることも決定しており、売上の一部はマーキュリー・フェニックスとエルトン・ジョン・エイズ・ファウンデーションに寄付される。
1991年に亡くなった後、フレディ・マーキュリーの遺産と自宅の管理を行っているメアリー・オースティンは『ガーディアン』紙で次のように述べている。「フレディは驚くべき知性のあるコレクターで、あらゆるものに美しさや楽しさ、話すべきことがあることを示してくれました。今回のことが公私にわたるフレディのたくさんの側面を示す機会となり、世界が彼の唯一無二の美しい精神を理解して、祝福することになればと思います」
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