ABBAはデジタル公演「ABBAヴォヤージ」が初演から1周年を迎えたことを記念して、新たな画像と映像が公開されている。
公演はロンドンのクイーン・エリザベス・オリンピック・パークに特設されたABBAアリーナで行われており、アヴァターがABBAのヒット曲を披露する公演には100万人以上が来場している。
公開された新たな画像はビヨルン・ウルヴァース、ベニー・アンダーソン、アグネタ・フォルツコグ、フリーダ・リングスタッドのアヴァターがパフォーマンスを行っているものとなっている。同じプレス・リリースで予約該当期間が延長され、2024年5月までのチケットが発売されている。
公演の制作についてビヨルン・ウルヴァースは次のように語っている。「適切なマシーンを組み立てて、ちゃんと作ってあげれば、部分の総和を超えることがあります。曲の魂が甦るのです。魂というのはステージ上で見られるものだけではありません。ストーリーや思い出も伴うのです。それはみなさんにも、私たちにもあるものです」
フリーダ・リングスタッドはデジタルの自分たちを観た驚きについて次のように語っている。「自分にとってはすべてを把握するのは難しいものでした。でも、そう、私なのです。デジタルの人物の仕草や表情に自分自身を観ることができました。その目は感情を表現しているのです。不条理なようですが、リアルなのです」
アグネタ・フォルツコグは次のように続けている。「丸々1ヶ月間、スペース・スーツとヘルメットを身に着けて、曲のパフォーマンスを行いました。数百のモニターの後ろには素晴らしいチームがいて、私たちの動きや表情を、頭から爪先まで追ってくれました。自分たちは何をやってるんだろうと思うこともありましたが、お互いを見ながら、たくさん笑いあうことになりました」
このプロジェクトについてベニー・アンダーソンは次のようにまとめている。「これほど反響が大きいものになると予測できたでしょうか? いや、まったく分かっていませんでした。みなさんは分かっていましたか? ずっとそんな感じなのです。初日からです。それは曲から始まったもので、コントロールできる範疇を超えていました」
先日、ABBAは母国スウェーデンで開催される来年のユーロヴィジョン・ソング・コンテストで再結成が計画されているという噂を否定している。
公演の今後について尋ねられると、ビヨルン・ウルヴァースは次のように答えている。「できるだけ長くこの会場でやりたいと思っている。何年も観てもらいたいと思うし、他の地域にレプリカを建てるかもしれない。アジア、オーストラリア、北米。現時点で多くのプロモーターといろんな都市について話をしているんだ」
「それぞれ建てるのに2年間かかるんだけど、今年の年末から来年の初頭にかけてどうするかの発表があると思う。別の場所でやるなら、そういうことになると思う」
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