ポール・サイモンは左耳の深刻な難聴に悩まされていることを明かしている。
『ザ・タイムス』紙のインタヴューでポール・サイモンは突然の難聴に悩まされていることについて語っている。
「本当に突然なんだけど、左耳がほとんど聞こえなくなったんだ。誰も説明できなくてね。それで、あらゆることがより大変になったんだ」
ポール・サイモンは耳が「自然に回復する」と考えていたが、症状は改善しないという。
そのため、自分がライヴを再びやるのか疑わしいと述べており、また昔の曲を演奏するのに飽きてしまったところもあるとポール・サイモンは語っている。
「ライヴでやりたくない、歌いたくない曲というのが自分にはあるんだ」とポール・サイモンは語っている。「好きな曲もあるんだけど、ツアーのある時期になると、自分の中で『何をやっているんだ? ポール』となってしまうんだよ。“You Can Call Me Al”なんかをやっていると、よく思うんだ。『何をやっているんだ? ポール・サイモンのカヴァー・バンドみたいだぞ。ツアーなんて止めるべきだ。家に帰れ』ってね」
ポール・サイモンは2018年発表の『イン・ザ・ブルー・ライト』以来となるニュー・アルバム『七つの詩篇』を先週リリースしている。
アルバムの長さは33分で、7楽章を、あくまでも一つの作品として聴かれることを意図して制作されており、ヴァイナル、CD、デジタル・フォーマットともに、全楽章一体の形態で届けられている。
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