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エド・シーランは“Thinking Out Loud”の著作権侵害を巡る2つ目の裁判でも勝訴したことが明らかになっている。

現地時間5月16日、米連邦地裁のルイス・スタントン判事は“Thinking Out Loud”がマーヴィン・ゲイの“Let’s Get It On”と類似していると訴えていた裁判を棄却している。

この裁判は“Let’s Get It On”の共作者であるエド・タウンゼントの出版権3分の1の権利を有するストラクチャード・アセット・セールスによって起こされたもので、「“Thinking Out Loud”で使われているコード進行とハーモニーのあるリズムは“Let’s Get It On”と似ており、作品を侵害しています」と主張していた。

しかし、ルイス・スタントン判事は裁判を棄却して、曲の要素は一般的なもので、著作権保護の対象にはならないと述べている。

エド・シーランの弁護士を務めたアイリーン・ファーカスは「エド・シーランと共作者のエイミー・ワッジだけでなく、すべてのソングライターと音楽消費者にとって重要な勝利」と述べている。

今月、“Thinking Out Loud”の盗作を巡る裁判についてはエド・タウンゼントの遺産管理者が起こした裁判も判決が下されており、エド・シーランが勝訴している。エド・シーランは法廷の外にいた報道陣に次のように語っている。「裁判の結果にとても満足していますし、本業をやめなくて済みそうです。しかし、同時にこのような根拠のない主張が裁判になることに信じられないほど苛立ちを感じています」

今回、勝訴した裁判はストラクチャード・アセット・セールスが2曲の楽譜を巡って起こしたものとなっていて、音源を巡っては別の裁判が申し立てられている。

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