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マリリン・マンソンは性的虐待の告発を受けてから初めてとなる新曲のリリースを予告している。

本名をブライアン・ワーナーというマリリン・マンソンはマイクに向かって歌う自身の写真をツイートしながら「みんなに聴いてもらいたいものがあるんだ」と述べている。

マリリン・マンソンがソーシャル・メディアに投稿を行うのは2022年3月以来となっている。また、妻のリンジー・エリザベス・ワーナーはインスタグラムに夫のマリリン・マンソンと蝋燭を握る写真を投稿して、「闇の中に光はある」とキャプションに添えている。

プロジェクトの詳細については現時点で明らかになっていないものの、新曲がリリースされることになれば、2020年発表のアルバム『ウィ・アー・ケイオス』以来、約3年ぶりとなる。

マリリン・マンソンは『ウィ・アー・ケイオス』のリリース後、2021年2月に複数の女性から性的・肉体的虐待の両方で告発を受けており、告発を受けて所属レーベルであるロマ・ヴィスタとの契約が終了している。今回、予告された新曲が自主的にリリースされるのか、別のレーベルからリリースされるのかはあきらかになっていない。

その後、マリリン・マンソンはカニエ・ウェストとステージで共演して、2021年発表のアルバム『ドンダ』にも参加したことで物議を醸している。

マリリン・マンソンを告発した女性の中にはドラマ『ウエストワールド』への出演で知られるエヴァン・レイチェル・ウッドもいて、数年にわたって懐柔や洗脳といった「恐ろしい虐待」を受けてきたと述べている。

2022年3月、マリリン・マンソンはエヴァン・レイチェル・ウッドを名誉毀損で訴えていたが、先週、主張の柱となる部分が判事によって却下されている。判事はエヴァン・レイチェル・ウッドが「複数の女性に嘘の告発をさせる」ように圧力をかけて、疑惑を裏付けるためにFBIの手紙を捏造したというマリリン・マンソンの主張を退けている。

他にも『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズでロスを演じているエスメ・ビアンコは性的暴行、身体的虐待、ヒューマン・トラフィッキングでマリリン・マンソンを訴えていたが、今年1月、訴訟は和解に至っている。

現時点でマリリン・マンソンは原告が匿名の裁判を2つ抱えており、こちらについても主張を否定している。

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