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エド・シーランはテレビのインタヴューで最近注目を集めた盗作を巡る裁判について振り返っている。

エド・シーランは“Thinking Out Loud”がマーヴィン・ゲイの“Let’s Get It On”を盗作したのではないかという裁判を争っていたが、5月4日に勝訴している。エド・シーランはマーヴィン・ゲイと“Let’s Get It On”を共作したエド・タウンゼントの遺産管理者から2016年に訴訟を起こされていた。

エド・シーランは現地時間5月7日にCBSの『サンデー・モーニング』に出演して、最新作『-(サブトラクト)』と裁判について語っている。

裁判が話題を呼ぶ中で、すべてのソングライターを代表して勝訴して今後の前例を作る必要があると思った理由についてエド・シーランは次のように語っている。「ポップ・ソングで使われるコードが例えば4つだとして、数学的に同じコード進行を持った曲の確率を考えると、たくさんあるわけで、全部が同じ4つのコードを持っているんだ。これは今後もどのポップ・ソングでも起こることになる」

「かといって裁判になるとは思わないけどね。裁判に持ち込むには大きな金額が必要だからね。でも、窮地に陥るのは間違ったことをした場合だけでいい。僕は間違ったことをしていない。僕は非常によく使われる4つのコードを使ってきたけどね」

先日、エド・シーランは今行っている著作権侵害の裁判に敗れた場合、音楽を「止める」と発言している。

陪審員の裁定によって“Thinking Out Loud”は独自に書かれたとしてエド・シーランは著作権侵害をしていないという判決が下されている。判決を受けてエド・シーランは弁護士と抱き合い、共作者のエイミー・ワッジと妻のチェリー・シーボーンは涙を流していたという。

エド・シーランは法廷の外にいた報道陣に次のように語っている。「裁判の結果にとても満足していますし、本業をやめなくて済みそうです。しかし、同時にこのような根拠のない主張が裁判になることに信じられないほど苛立ちを感じています」

エド・シーランは他人の曲を盗んでいたと言われることは「悲惨なこと」だとして、自身のことを「曲を書いて人々を楽しませるのが大好きなギターを持った男」と評し、「誰かに貯金箱を振らせる」つもりはないと語っている。

エド・シーランはドキュメンタリー『エド・シーラン:THE SUM OF IT ALL』が5月3日からディズニープラスで配信されている。

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