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モトリー・クルーのベーシストであるニッキー・シックスはツアーから引退したギタリストのミック・マーズから起こされた訴訟について語っている。

ミック・マーズは昨年10月に強直性脊椎炎という関節炎のためにツアーから引退することを発表したが、「一方的に」離脱させられたと訴状で主張している。その結果、利益の配分は25%から5%に減少したという。ミック・マーズは自分抜きで進められている2023年のモトリー・クルーのツアーにおける5%の配分と引き換えに、今後の利益を放棄する契約終了書に署名するよう求めてきたとも主張している。

今回、ニッキー・シックスはイギリスのプラネット・ロックのインタヴューでミック・マーズが起こした訴訟について言及している。

ニッキー・シックスは次のように語っている。「バンドのメンバーに健康面での問題でツアーができないと言われた時には2つの選択肢があるんだ。42年に及ぶ活動を経てバンドを止めるか、お互いの顔を見ながら『まだやるのか?』と言うかだ。自分たちは今ピークにあるし、健康面での問題も理解できたよ」

ニッキー・シックスは次のように続けている。「彼の最善を願っているし、彼がちょっと混乱していて、今は代理人によって間違った方向に進もうとしていることも分かっている。ただ、自分たちとしては自分たちがなんでこうしてやっているのかに集中し続けないといけないと思っているんだ」

先日、モトリー・クルーのマネージャーを29年間にわたって務めてきたアレン・コヴァックは訴訟を起こした後に公開されたインタヴューに憤慨したとして『ヴァラエティ』誌のインタヴューに応じている。

「モトリー・クルーへの中傷を行うことで優位に立とうとしているのです。彼はバンドを非難しました。虚偽の告発でファンに事実誤認をさせる形で評判を傷つけました。ミック・マーズは被害者などではありません。被害にあったのはミックが誇りに思っているモトリー・クルーとそのブランドです」とアレン・コヴァックは語っている。

「でも、私が苛立っているのはミックではありません。彼の代理人です。彼らはミック・マーズが大切にしてきたブランドであるモトリー・クルーを傷つけるようなことをミック・マーズに言わせたりしているのです。彼は徐々に悪くなる病気を抱えており、彼を利用しているのです。いわゆる高齢者虐待です」

アレン・コヴァックは次のように続けている。「ミック・マーズの代理人は自分たちがどんなことをしてしまったのか分かっていません。バンドにはこの件について話すのを止めさせました。なので、ファンがミック・マーズに反感を持つことはないでしょう。でも、ミックがひどい扱いを受けていたわけではないことはみなさんに理解してもらえるようにしようと思っています。実のところ、彼はバンドの誰よりもいい待遇を受けていました。彼を支え、彼の生活を救ってきたのです」

モトリー・クルーはデフ・レパードとの共同ヘッドライナー・ツアーで秋に来日公演を行うことが決定している。

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