フー・ファイターズはニュー・アルバム『バット・ヒア・ウィ・アー』を6月2日にリリースすることを発表して、新曲“Rescued”が公開されている。
先週から一部音源を公開していたが、フー・ファイターズはテイラー・ホーキンスが亡くなってから初めてとなる音源を公開している。
デビュー・アルバムや『ザ・カラー・アンド・ザ・シェイプ』の叙情的なロック・サウンドへと戻った“Rescued”はプレス・リリースによれば「怒りと悲しみ、平穏と受容、その間にある、ありとあらゆる感情」が行き交うものとなっていると説明されている。
“Rescued”の音源はこちらから。
長年のコラボレーターであるグレッグ・カースティンとフー・ファイターズによってプロデュースされた通算11作目のアルバム『バット・ヒア・ウィ・アー』は「バンドの新たなスタートの幕開け」を飾るもので、「この一年耐え抜いたすべての出来事対して、残酷なまでに正直で、生々しい感情が露わになっており、同時に音楽、友情、そして家族の癒しの力を示すもの」と評されている。
新しいアルバムで誰がドラムを叩いているか、ツアーで誰がドラムを叩くのかは明らかになっていないが、パール・ジャムのドラマーであるマット・キャメロンはテイラー・ホーキンスに代わってフー・ファイターズに参加するという報道を否定している。
新作のトラックリストは以下の通り。
Rescued
Under You
Hearing Voices
But Here We Are
The Glass
Nothing At All
Show Me How
Beyond Me
The Teacher
Rest
フー・ファイターズは昨年、テイラー・ホーキンスのいない状態で活動を続けていくことを発表している。「フー・ファイターズは27年前に、音楽の持つ癒やしの力、人生が続いていくことを示すために結成されました。この27年間、私たちのファンは世界的なコミュニティ、献身的なサポート体制を築いて、最も暗い時代を共に乗り越える手助けとなってくれました。それは喜び、痛み、希望、恐れを共有する場であり、音楽を通して人生のコーラスに共に参加する場となりました」
「テイラーなしではこうしたバンドにはなっていなかったでしょうし、テイラーなしでは今後も違うバンドになってしまうことも承知しています」
フー・ファイターズは声明の最後でテイラー・ホーキンスがどれだけファンにとって大きな存在だったかを踏まえた上で次のように約束している。「次に会えるのが近いうちになればと思いますが、彼は毎晩私たちの精神と共にあると思います」
1997年からフー・ファイターズのドラマーを務めていたテイラー・ホーキンスは昨年の3月25日にコロンビアのボゴタで亡くなっている。享年50歳だった。
フー・ファイターズは9月にロンドンとロサンゼルスで大規模なテイラー・ホーキンスの追悼コンサートの2公演のみを行っている。フー・ファイターズは5月24日のニュー・ハンプシャー公演からツアーをスタートさせることが決定している。
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