ダフト・パンクのトーマ・バンガルテルはNTSラジオに提供した新たなミックス音源が公開されている。
NTSの説明によると、1時間のミックスはトーマ・バンガルテルが「オーケストラのサウンドやピアノ作品など」を掘り下げたものだという。
トーマ・バンガルテルは20年ぶりとなる正式なソロ・アルバム『ミソロジーズ』を先日リリースしている。本作はアンジェリン・プレルジョカージュが手掛けるバレエのために制作されたサウンドトラックとなっている。
音源の試聴はこちらから。
https://www.nts.live/shows/guests/episodes/thomas-bangalter-12th-april-2023
Thomas Bangalter takes over in an extra special guest appearance ✨
Classical flavoured compositions, soundtracks, piano instrumentals and more for the next hour, marking the release of his first solo project in twenty years, "Mythologies"https://t.co/UW6sG0bGqg pic.twitter.com/4CcmZxSnzv
— NTS Radio (@NTSlive) April 12, 2023
先日、トーマ・バンガルテルはダフト・パンク以降のキャリアについて語り、解散の理由についても言及している。
ギ=マニュエル・ド・オメン=クリストと共にダフト・パンクとして活動してきたトーマ・バンガルテルは新たなインタヴューでテクノロジーを取り入れたサウンドから距離を置きたかったと説明している。
「ダフト・パンクはロボットのキャラクターと共に現実とフィクションの境界を曖昧にするプロジェクトだった」とトーマ・バンガルテルはBBCに語っている。「僕とギ=マニュエル・ド・オメン=クリストにとって続いている間は物語を台無しにしないというのが非常に重要なポイントだった」
トーマ・バンガルテルは次のように続けている。「ツールとしてのテクノロジーのことは好きだけれど、機械と自分たちの関係の本質的な部分には恐怖を感じている部分もあるんだ。今回、物語が終わったことで、人間をベースにした、アルゴリズム的ではない創作プロセスの一片を見せることに興味を感じたんだよ」
「ダフト・パンクで僕らは機械には感じることができないけど、人間には感じることのできる、心動かすものを表現するために機械を使ってきた。僕らは常に人間側に立っていて、機械の側に立ったことはなかった。キャラクターとしては愛しているけど、2023年、僕らの住むこの世界で最もなりたくないのはロボットなんだよ」
トーマ・バンガルテルとギ=マニュエル・ド・オメン=クリストは2021年にダフト・パンクを解散することを発表している。
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