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モトリー・クルーのマネージャーはバンドに対して訴訟を起こしたギタリストのミック・マーズについて「高齢者虐待」を受けていると語っている。

ミック・マーズは昨年10月に強直性脊椎炎という関節炎のためにツアーから引退することを発表したが、「一方的に」離脱させられたと主張している。その結果、利益の配分は25%から5%に減少したという。ミック・マーズは自分抜きで進められている2023年のモトリー・クルーのツアーにおける5%の配分と引き換えに、今後の利益を放棄する契約終了書に署名するよう求めてきたと主張している。

今回、モトリー・クルーのマネージャーを29年間にわたって務めてきたアレン・コヴァックは訴訟を起こした後に公開されたインタヴューに憤慨したとして『ヴァラエティ』誌のインタヴューに応じている。

「モトリー・クルーへの中傷を行うことで優位に立とうとしているのです。彼はバンドを非難しました。虚偽の告発でファンに事実誤認をさせる形で評判を傷つけました。ミック・マーズは被害者などではありません。被害にあったのはミックが誇りに思っているモトリー・クルーとそのブランドです」とアレン・コヴァックは語っている。

「でも、私が苛立っているのはミックではありません。彼の代理人です。彼らはミック・マーズが大切にしてきたブランドであるモトリー・クルーを傷つけるようなことをミック・マーズに言わせたりしているのです。彼は徐々に悪くなる病気を抱えており、彼を利用しているのです。いわゆる高齢者虐待です」

アレン・コヴァックは次のように続けている。「ミック・マーズの代理人は自分たちがどんなことをしてしまったのか分かっていません。バンドにはこの件について話すのを止めさせました。なので、ファンがミック・マーズに反感を持つことはないでしょう。でも、ミックがひどい扱いを受けていたわけではないことはみなさんに理解してもらえるようにしようと思っています。実のところ、彼はバンドの誰よりもいい待遇を受けていました。彼を支え、彼の生活を救ってきたのです」

先日、バンドの弁護士であるサシャ・フリッドは次のように述べている。「ミック・マーズによる訴訟は残念な、完全に根拠のないものです。2008年、ミック・マーズは他のバンド・メンバーも含めて『いかなる場合においても、辞任した株主は、ライヴ・パフォーマンスに起因する金銭を受け取る権利を有しない』ことに合意した契約に賛成し、署名しています」

「ミック・マーズの功績を尊重して彼を守り、こうした問題は伏せておこうとバンドはしてきました。そうして、真っ当な道を進もうとしてきました。残念ながら、ミック・マーズはバンドの陰口を叩くために訴訟を起こすことになりました。バンドはミック・マーズに共感の意を示して、彼の幸運と、欲に駆られたアドバイザーからよりよい助言をもらえるようになることを願っています」

ミック・マーズの後任としてはロブ・ゾンビのギタリストだったジョン5がツアーには参加している。

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