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モトリー・クルーのギタリストであるミック・マーズは利益の配分についてバンドに訴訟を起こしたことについて語っている。

『ヴァラエティ』誌のインタヴューでミック・マーズは現在進行中の訴訟とバンド・メンバーへの思いについて語っている。

「あの連中は1987年から自分の悪口を言って、メンバー交代させようとしてきたんだ」とミック・マーズは語っている。「そうはできなかったわけだけど、それは自分がギター・プレイヤーだったからだね。このバンドを結成するのに手を貸して、バンド名も自分が思いついたもので、バンドを始めるために支援者からのお金を工面したのも自分だった。それがなければ進めなかっただろう」

ミック・マーズは昨年10月に強直性脊椎炎という関節炎のためにツアーから引退することを発表したが、「一方的に」離脱させられたと主張している。その結果、利益の配分は25%から5%に減少したという。

ロサンゼルス郡最高裁に出された訴状によると、ミック・マーズの弁護士であるエドウィン・F・マクファーソンはミック・マーズが25%の所有権を持つモトリー・クルーの様々な事業について情報を故意に隠蔽されていると述べている。

ミック・マーズは自分抜きで進められている2023年のモトリー・クルーのツアーにおける5%の配分と引き換えに、今後の利益を放棄する契約終了書に署名するよう求めてきたと主張している。

訴状では他にも特にニッキー・シックスによって何年もミック・マーズが軽視されてきたことにも触れられており、認知能力に問題があるとして、昨年行ったスタジアム・ツアーでも演奏が下手なことについて侮辱されたという。

「とにかくバンドとやった、あの36公演は最悪だった」とミック・マーズは今回語っている。「分からないとしか言えないんだけど、自分を追い出したがっているのはすごく感じたよ。だって、それはずっと前から連中が望んでいたことだった。それが自分にはフラストレーションだった。何年もあいつらを支えてきたのに、くだらないことを企んでいたのが腹立たしいね」

ミック・マーズは他のメンバーがツアーで部分的にであったり、全編であったり、テープ演奏を使っていたとも述べており、最初から最後まで生演奏を行っていたのは自分だけだったと主張している。

「どこにでも行って、今でもあれらの曲を演奏できることは約束してもいい。去年の10月から弾いてないわけだけど、40年間、同じ8曲を演奏してきたんだからね。それを変わらずにやってきたんだ」

訴訟を受けてバンドの弁護士であるサシャ・フリッドは次のように述べている。「ミック・マーズによる訴訟は残念な、完全に根拠のないものです。2008年、ミック・マーズは他のバンド・メンバーも含めて『いかなる場合においても、辞任した株主は、ライヴ・パフォーマンスに起因する金銭を受け取る権利を有しない』ことに合意した契約に賛成し、署名しています」

「ミック・マーズの功績を尊重して彼を守り、こうした問題は伏せておこうとバンドはしてきました。そうして、真っ当な道を進もうとしてきました。残念ながら、ミック・マーズはバンドの陰口を叩くために訴訟を起こすことになりました。バンドはミック・マーズに共感の意を示して、彼の幸運と、欲に駆られたアドバイザーからよりよい助言をもらえるようになることを願っています」

ミック・マーズの後任としてロブ・ゾンビのギタリストだったジョン5がツアーには参加している。

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