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デヴィッド・ボウイと長年を共にしてきたプロデューサーのトニー・ヴィスコンティが、ボウイの最新作『★(ブラックスター)』が全米と全英で1位を獲得したのを受けて、それについての反応を示している。

『★(ブラックスター)』は1月10日にデヴィッド・ボウイが亡くなる直前の1月8日にリリースされており、トニー・ヴィスコンティはアルバムについて「別れの贈り物」と評している。

死後にデヴィッド・ボウイが全米1位を獲得したのを受けて、トニー・ヴィスコンティはフェイスブックに次の声明を発表している。

「僕の親愛なる友人の業績を誇りに思うよ。1位は数字でしかない。でも、今回の場合は、真のアーティスト性と本物のクオリティがアルバム・チャートで1位を獲得できることの見本になったわけだよね。最近のアーティストにも働きかけているんだ。商業主義の幻想に迎合しないでくれってね。現在のヒット曲のセールスが過去10年と較べて低くなってるとしてもね。やらなきゃいけないことをやるんじゃなくて、やりたいことをやるんだ」

トニー・ヴィスコンティは1969年発表のデヴィッド・ボウイのセカンド・アルバムから仕事をしてきており、最新作『★(ブラックスター)』のプロデュースも手掛けている。

デヴィッド・ボウイの逝去を受けて、トニー・ヴィスコンティは次のメッセージを発表している。「彼はいつだってやりたいことをする人でした。そして、自分のやり方で、ベストな方法でやろうとする人でした。彼の死も彼の人生と変わりません。アートとしての作品だったのです。わたしたちのために彼は別れの贈り物として『★(ブラックスター)』を作ってくれました。こうなるであろうことは1年間のほど知っていました。しかし、わたしは準備ができていなかったのです。彼は桁外れの人物でしたし、愛と生活に溢れていました。彼はわたしたちと共にいてくれるでしょう。ただ、今は泣くときなのです」

『★(ブラックスター)』はUKアルバム・チャートでも1位を獲得しており、トップ100には19枚のアルバムがランクインしている。

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