GETTY / Mary McCartney

Photo: GETTY / Mary McCartney

ポール・マッカートニーはマイケル・ブーブレとのコラボレーションでいくつかアドバイスをしたのに、彼をスタジオから追い出そうとしなかったことに驚いたと冗談を飛ばしている。

マイケル・ブーブレの最新アルバム『ハイヤー』には3曲の新曲と一連のカヴァー曲が収録されており、そのうちの1曲はポール・マッカートニーが2012年に発表した“My Valentine”に取り組んだものとなっている。ポール・マッカートニーは同曲のプロデュースも手掛けている。

ポール・マッカートニーは『ヴァラエティ』誌のインタヴューでヴォーカルで変えてもらいたいところを伝えた時にマイケル・ブーブレがスタジオから追い出そうとしなかったことには驚かされたと冗談めかして語っている。

「マイケル・ブーブレがニューヨークのセッションに招待してくれたんで、プロデュース面で手助けすることを示唆したんだ」とポール・マッカートニーは振り返っている。「なので一緒にスタジオに入って、基本的にはマイケル・ブーブレが大きなオーケストラと一緒にヴォーカルを録るのを観ていたんだけど、ちょっとだけ力になれそうなところがあったから、このフレーズはこんな風に歌ってみたらと提案したんだ。驚かされたのは、彼が僕をスタジオから追い出さなかったことだよ」

しかし、マイケル・ブーブレはポール・マッカートニーとのコラボレーションを「マジック」と感じていたため、そのようなことをすることは考えなかったという。

「彼はまさに望むような人柄なんだ。彼は1人でスタジオに入ってくる。集団なんかじゃない。警備もいない。彼はスケートボードに乗って入ってくるような感じなんだ。彼は歩いていると浮いているような雰囲気でね。彼は音楽に敬虔に仕える奉仕者になりたいんだ」

マイケル・ブーブレは最新作『ハイヤー』をこれまででも最高のアルバムと考えているようで、批評的・商業的な成功がどれだけかにかかわらず、「アルバムを作ること自体が夢を叶えることだった」から「成功だった」と語っている。

先日、ポール・マッカートニーはビートルマニアの盛り上がりの絶頂の中で撮影されたザ・ビートルズの新たな写真が公開されている。

ロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーは3年に及ぶ改装を経て、6月22日に再オープンして、展覧会「ポール・マッカートニー・フォトグラフス 1963-64:アイズ・オブ・ザ・ストーム」が6月28日から10月1日にわたって開催されることが決定している。

「ポール・マッカートニー・フォトグラフス 1963-64:アイズ・オブ・ザ・ストーム」はポール・マッカートニーの視点でペンタックスでビートルマニアの熱狂を写真に収めたものとなっている。

展覧会と合わせて、写真集『1964:アイズ・オブ・ザ・ストーム(原題)』がペンギン・ハウスよりポール・マッカートニーの誕生日である6月13日に刊行されることも決定している。

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