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ブリンク182のドラマーであるトラヴィス・バーカーは、来たるニュー・アルバムについて「月並みなことは追い求めていない」と語っている。

先頃トラヴィス・バーカーは、トム・デロングが脱退して以来初めてとなるブリンク182の新作を2016年にリリースすることを発表している。

『アップセット』誌によると、トラヴィス・バーカーはアルバムは「まとまってきている」と語っているという。

「すごく興奮しているよ……15〜20曲は出来上がっているんだ」と、トラヴィス・バーカーは明かし、次のように続けている。「みんなで実際にスタジオに入って作業してるのが最高なんだ。だって、昔のラインナップではこうは行かなかったからね。3人で同じスタジオに入るなんて、不可能だったよ……バンドというのは用事を電話で済ませられるもんじゃないと思うんだ。そこにいないとだめなんだよ。素晴らしい化学反応とみんなが最高のヴァイブを出すためには、みんなで同じ部屋にいなきゃだめなんだよ」

「マット(スキバ、新メンバー)のように、毎日スタジオにいる人は素晴らしいよ。まずは、顔を出さないとね……新しい章だし、僕たちは月並みなことは追い求めてないよ。すごいものをつくろうと思っている。僕たちは素晴らしいアルバムをつくるよ」

「夏になると思うよ」と、トラヴィス・バーカーはアルバムの発売時期について語り、次のように続けている。「とりあえず夏には、いくつかライヴを行う予定があるんだ。時期がくれば全てが明らかになるよ。楽しみだよ」

昨年トラヴィス・バーカーは『NME』に対して、アルカライン・トリオのマット・スキバと共に“Punk Rock Cliché”という楽曲を含む5曲の新曲をレコーディングしたと語っている。

マット・スキバは、トム・デロングが脱退して以降、昨年のはじめからブリンク182に加わっており、マーク・ホッパスとトラヴィス・バーカーは、トム・デロングがスタジオに入ってニュー・アルバムを作るのを拒否したために別れることになったと発表している。

現在のバンド・メンバーについて『NME』に語り、ファンに対して良好な状態であることを説明している。「マットはすごいんだ」とトラヴィス・バーカーは語っている。「一緒にやるのも曲を書くのも楽しんでるよ。始めてみたらすぐに4〜5曲できちゃってね。それらの曲についても本当に、本当に満足しているんだ。“Punk Rock Cliché”っていう曲があって、これが一番好きだな。俺らの友だちとその関係についての曲なんだ」

新しい音源のサウンドについて尋ねると、トム・デロングがいないことで明らかに変わった部分があることを認めている。

「これまでとは違ってるけど、同じでもあるんだ」とトラヴィス・バーカーは語っている。「明白なのは、マット・スキバが歌ってるってことだよね。だから、ちょっとアルカライン・トリオ的な部分はあるし、少なくともマットがアルカライン・トリオでやってきたことが俺のドラムやマークの声なんかと混ざり合ってるんだ。それが本当にクールでさ、今のところ自分たちでやってることは大好きだよ」

「ゴールはアルバムを出すことで、それで曲を書いてるんだ」と彼は語っている。「何曲作るかなんて制限は設けてないんだよね。たくさん曲を作って、アルバムにできると感じたら、アルバムになるんだ。プレッシャーも締切もないんだよ」

トム・デロングは近頃『NME』に対して、これからもブリンク182が自身の人生の一部であってほしいと望んでいるが現在は、ソロ作品、エンジェルズ・アンド・エアウェーブズでの活動、小説、実写映画などの他のプロジェククトに集中する時間が必要だと語っている。

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