レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロは昨年キャンセルした北米ツアーやヨーロッパ・ツアーの振替公演を行う予定はないと語っている。
米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューでトム・モレロは昨年アキレス腱を断裂したザック・デ・ラ・ロッチャの今の容態とバンドの状況について語っている。この怪我によってレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンは2022年のヨーロッパ・ツアーと2023年の北米ツアーを中止している。
ザック・デ・ラ・ロッチャが治ったら、もう一度ツアーに出るのかどうかと訊かれて、トム・モレロは次のように答えている。「様子を見てみるよ。次のライヴがあったら、バンドとして発表するけど、分からないんだ。正直なところ、僕に分かるのは君と同じくらいなんだ。今は治しているところなんだよね」
トム・モレロはバンドが無期限の活動休止にあるのかと訊かれると、次のように応じている。「期限はないね。レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンというのは『指輪物語』の指輪みたいなものなんだ。人を狂わせてしまう。ジャーナリストも狂わせ、音楽業界の人間も狂わせる。求められるんだ。求められるからこそ、人々は狂ってしまう。レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのライヴがあってもなくても、みんなはバンドから話を聞こうとする。僕にも分からないんだ。ニュースがあったら、バンドとして共同の声明を出すよ。ニュースはないんだ」
トム・モレロはこうした主張をインタヴューで何度も繰り返していて、次のように述べている。「ツアーの後、バンドメンバーと話をしたのは人生に関することだね。説明するのは難しいんだけどね」
「みんなに伝えるニュースはないんだ。申し訳ないけどね。話の中にはイエスやノーで答えられることはなかったんだよ」
このインタヴューでトム・モレロは2023年のロックの殿堂入りの候補に挙がっていること、ライヴのチケット代、ソロとしての活動といった話題にも触れている。
昨年12月、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのベーシストであるティム・コマーフォードは前立腺ガンであることを明かしている。ティム・コマーフォードはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンがツアーに入る直前に前立腺を摘出したことなど、病気の状況についてインタヴューで明かしている。
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