ダフト・パンクは最後のアルバム『ランダム・アクセス・メモリーズ』の10周年エディションから“The Writing Of Fragments Of Time”の音源が公開されている。
“The Writing Of Fragments Of Time”は長年の友人にしてコラボレーターであるトッド・エドワーズとアルバムの11曲目に収録された“Fragments Of Time”を作曲する「創作の貴重な瞬間」を記録していたものとなっている。
プレス・リリースには次のように記されている。「2012年2月29日、ロサンゼルスの伝説的なヘンソン・レコーディング・スタジオでセッションを通してテープが回れており、曲を作るクリエイティヴな過程がすべて記録されており、“The Writing Of Fragments Of Time”ではトーマ・バンガルテルとトッド・エドワーズによる創作の貴重な瞬間を聴くことができます」
「この日書かれた歌詞はコラボレーターの未来の自分から見た視点で書かれており、この創作の瞬間を振り返ったら未来ではどう感じるだろうと推測するもので、未来のノスタルジアによる物語を生み出すことになりました。彼らの創作プロセスと共に10年後になってこの歌詞を聴くと、音のタイムカプセルを作ったかのように、無限のループで鏡に反射されるような感覚を実存的直感にもたらしてくれます」
『ランダム・アクセス・メモリーズ』の10周年エディションには9トラック35分に及ぶアウトテイクや未発表のデモが収録される。10周年エディションは複数のフォーマットでリリースされるとのことで、3枚組LP、2CD、ストリーミングのほか、オリジナル・アルバムのドルビーアトモスも初めて配信される。
10周年エディションは5月12日にリリースされる。
オリジナル・アルバムは全米・全英アルバム・チャートで1位を獲得しており、2014年のグラミー賞で大きな成功を収めている。
アルバムにはファレル・ウィリアムスとナイル・ロジャースが参加した“Get Lucky”、ザ・ストロークスのジュリアン・カサブランカスが参加した“Instant Crush”などが収録されている。
10周年エディションのトラックリストは以下の通り。
‘Give Life Back To Music’
‘The Game Of Love’
‘Giorgio by Moroder’
‘Within’
‘Instant Crush’
‘Lose Yourself To Dance’
‘Touch’
‘Get Lucky’
‘Beyond’
‘Motherboard’
‘Fragments Of Time’
‘Doin’ it right’
‘Contact’
‘Horizon’ (Japan CD)
‘GLBTM’ (Studio Outtakes)
‘Infinity Repeating’ (2013 Demo)
‘GL’ (Early Take)
‘Prime’ (2012 Unfinished)
‘LYTD’ (Vocoder Tests)
‘The Writing Of Fragments Of Time’
‘Touch’ (2021 Epilogue)
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